DSS 高1 - 第6話(1)

鬱陶しい梅雨がどうやら明けたらしく、毎日暑い日が続いています。純くんは、ミニスカートの恩恵をしみじみ感じています。(ああ、これって涼しい!)。恥ずかしいのを少し我慢すれば、夏の制服としてこんなに快適なものはないと言っても良いでしょう。おまけに、トップの肌着もキャミソールですから、肩口の涼しさがまったく違います。
通学時の電車は、まわりのおじさんたちの汗の臭いや、美しいお姉さんの思いがけないワキガのにおいでやられちゃうこともありますが、登校時は千秋ちゃんと一緒なので、そんな試練もなんのそのです。最近は、2人は電車に乗ると手を繋いで見つめ合って過ごしたりしています。手は汗ばむけれど、とても幸せなひとときです。ただ、千秋ちゃんは純くんのことを、DSSのお友達と同じように「純子」と呼び始めたので、きっと「彼氏」なんかじゃないんでしょうね。でも、こんなに仲良くしてくれるんなら、彼氏でも女友達でもどっちでもいいやと思う純くんでした。DSS生活もほぼ3ヶ月が過ぎて、女の子でいることがほとんど苦痛でなくなっているのです。これは、純くんがとても可愛くて、見かけがもう女の子だからだという点が可成り大きいのではないかと思われるのですがね。純くんも、きっと女の子でいることが、「苦痛でなくなった」と言うよりは「楽しくなった」のでしょうね。だって、家では大好きな祐子お姉さんが、純くんのことを妹としてとても優しくしてくれて、可愛がってくれるのですから。

県庁前駅に電車が着きました。
「じゃあね」
「うんまたね、純子!」
と、挨拶を交わして、純くんは電車から降りていきます。純くんの手には千秋ちゃんの手の感触がまだ残っています。そして、冷房の効いた車内から出て、初夏の熱気で汗ばんできた頃、丁度スクールバスを待つ圭子ちゃんや美音ちゃんと会います。
「おはよう!」
「おはよう!」
「暑くなったね〜」
「もう汗だらだらよ〜」
「きょうから7月だもんね!」
「ああ、夏休みが待ち遠しいよね〜」
「ねえ〜」
スクールバスはもう冷房が入っていて涼しいのですが、乗ったと思ったらもう学校です。教室のエアコンも7月からはスイッチが入るそうです。みんな、それを楽しみにしています。昔は学校に冷房なんて考えられなかったよと、純くんのおじいさんおばあさんは言いっていました。でも、地球温暖化も進み、このところの暑さは昔の比ではないとも言われます。純くんは、でも、去年までは黒いズボンで通学していたのですから、今年の夏はずっと快適に感じられます。DSSの制服のミニスカートは、座ってやっと膝上10〜15cmと言うぐらいでそれほど短くはありませんが、夏の制服のスカートは校則を破って、少し短めにしている子も居ます。そして、学校もその辺は黙認しているようです。見ると、美音ちゃんや圭子ちゃん、そして美紀ちゃんのスカートなども、春先から着ていた合い物より短めに見えます。
「お母さんが高校生の頃は、パンツが見えるくらいに短くしていた子が沢山いたんだって」
「それはちょっと信じられないよね」
「小学生じゃないのに・・・」
春先はそんな会話が女の子同士の間で聴かれたものですが、夏になると短いスカートに1票入れるようになるのでしょうか?21世紀初頭から主流だった女子中学生高校生の制服ミニスカートも、このところ落ち着きを見せてきています。2030年も過ぎた最近では、極端なミニスカートの女の子は売春しているという目で見られます。それでも、着ている子も居ますが、最近はスカートの丈が長くなる兆しもあるというのです。
それは、自分たちの親の世代に対する抵抗です。今のティーンエイジャーの両親と言えば、21世紀初頭のミニスカート全盛期の世代です。親の世代を否定する気持ちが、親たちの青春時代の象徴(?)を否定する気持ちにつながっているのです。裾が膝よりも下に来るスカートをはいている子は、『わたしは、親が嫌いです』と宣言していると見なされるのが昨今の2030年代の高校生気質だと言われていますが、閑話休題。

7月も半ばに入ったある日、
「今日から体育は水泳だね」
「なんか嫌だな〜」
「水泳嫌いなの?」
「泳ぐの苦手なの〜」
教室ではそんな会話が聴かれます。でも、純くんや翔くん、そしてよっちゃんは、そんなの大した悩みじゃないじゃん、と思うのでした。男子生徒も、なぜか女子用のスクール水着を着て授業に出なければイケナイからです。いくらなんでもそこまでするか?と思われるのですが、不思議と男子生徒からのクレームは出ないで今まで来ています。
(うちの男子は女の子の恥ずかしさをよ〜く学ばないといけないからね!)
と、女の子たちは言っています。やっと、ダンスの授業のレオタードに慣れてきたところなのに、またまた新手の恥ずかしさが待ちかまえています。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第6話(2)

水泳の授業の時も、いつもの更衣室で着替えます。そして、水着姿になって、タオルを羽織ってプールまで走るのです。もちろんプールの下にも更衣室はあるのですが、銭湯の脱衣場みたいだと、生徒には評判が悪く、いつの間にか誰も使わないようになってしまっているのでした。確かに、講堂の更衣室は、各自にロッカーが与えられているし、広々としていますからね。エアコンはありませんが、快適性では比較にならないのです。
さて、4時限目、1年A組の水泳の授業時間がやって来ました。純くん、翔くん、よっちゃんは、水泳用具の入ったビニール鞄を持って更衣室に向かいました。
「ねえ」
翔くんが言います。
「着てみた?」
「うん・・・」
「どう?」
「・・・・・」
恥ずかしいのひと言ですね。
実は、そろそろ水泳の授業が始まるからと言うことで、通学組の3人も男子寮に呼ばれて、水泳の授業対策を教えてもらったのです。股間の処理の仕方はもちろんもう知っていますが、1時限の間濡れていても大丈夫なような処理の仕方があるのです。でも通学組の3人は、「その小ささなら心配ないと思う」という、芦原美樹ちゃんの冷徹な宣告を受けていました。
「水の中ではさらに収縮するからね」
恥ずかしい思いをしてみんなの前で裸になったのに・・・・・と、少々むくれた可愛い3人組でした。その時言われたことは、
「日頃からミニスカートだからすね毛の方は大丈夫と思うけど、水泳の場合はもう脇の処理をしておかないと、女の子からヒンシュク買うからちゃんと処理してくるのよ!」
と言うことでした。
「剃った?」
とよっちゃんが言いました。
「ウン」
と翔くんと純くんが答えました。腋の下だけではありません、いつもダンスの授業の前日にはビキニラインを処理してくるのですが、水泳の場合は特にダイレクトですから家で処理した後、授業の前にもう一度脇とビキニラインは処理することと言われています。
教えられた通りに「処理」を済ませた3人は、それからスイムショーツを着け、そしていよいよDSSのスクール水着を身につけることになりました。よっちゃんは股間の処理が上手く行かないらしくて、着替えたのは一番最後になりました。やっぱり、よっちゃんは「普通サイズ」なので難しいものがあるのでしょうか。ミニサイズの純くんと翔くんにはわからない苦しみです (^m^)
DSSのスクール水着は競泳用風で、身体にぴったりとした薄い素材ですから、股間の処理を美味くしておかないと、「もっこり」がレオタードよりもさらに目立ってしまいます。肩は細いストラップです。ストラップは白いパイピングで水着の上下も縁取っています。そして水着は黒もしくはワインレッド、どちらを着ても良いそうです。男の子はみんな黒を着ています。
ダンスのレオタードの時は、シューズも履くし、タイツも穿きます。そして、レオタード自体は今のところ半袖です。そのことを思うと、アンダーショーツの上に肩丸出しのスクール水着だけの姿を人目にさらすのは少し抵抗があります。けれど、授業に遅れるわけにも行かないので、3人は連れだって講堂地下の男子更衣室からプールまで、講堂別館裏の芝生の上を裸足にビーチサンダルで歩いて行きました。プールの入口まで芝生は続いています。

プールの入口を入ると、伊東先生が水着姿で待っています。
「はい!早くして!」
先生の檄が飛びます。もう開始時間が迫っています。先生の着ている水着も同じタイプのスクール水着です。でも、ほぼ競泳用のスタイルなのでそんなに野暮ったくもありません。クラスの女の子たちと比べて、やっぱり大人の女の人の体つきは丸みが勝っています。
3人がプールサイドに着いたとき、もう他のみんなは揃っていました。水泳帽を被っているせいか、いつもと見た感じが違います。純くん達も、耳まで隠れる女子用の水泳帽を被っているので、きっといつもとは違う雰囲気を漂わせているのでしょうね。翔くんは純くんよりももっと童顔なので、女の子と変わりありません。よっちゃんは、最近眉を整えているせいか、水泳帽を被るとタカラジェンヌのように見えてしまいます。
さて、体育の授業の時はいつもそうするように、出席簿純に並びます。純くんも、美紀ちゃんと圭子ちゃんの間にお尻を滑り込ませました。
「はい!全員揃ったわね!」
「は〜い!」
「これから、水泳の授業が8時限あります。授業が始まる前に、この場所にこの形に並んでいること!じゃあ、タオルとかは、わかる場所において、シャワーを浴びていらっしゃい!」
そう言うと、先生はみんなを一端シャワー向こうに追いやってから、シャワーのバルブを全開にしました。
「うわぁ〜」
「つ、冷たそうね〜」
すくむ女の子たち。いえ、男の子たちもすくんでいます。こういうときに損をするのは出席簿の1番、淡口美音ちゃんですが、すでに心得ているようで、
「1番淡口行きます!」
と、手を上げて宣誓すると、拍手が起こりました。そして美音ちゃんは拍手を背に、一目散にシャワーの中に飛び込みました。
「きゃあぁぁ〜〜〜〜〜!!!」
派手に悲鳴を上げています。
「駆け抜け禁止よ!10数えて出てらっしゃい!」
先生が釘を刺します。
「きゃぁ〜」
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10!」
結構な大騒ぎです。いつの間にか美紀ちゃんが純くんの横にいました。スッキリした水着姿です。
「純子、一緒に行こ!」
すると反対側から圭子ちゃんが言いました。
「わたしもご一緒する!」
「じゃ、3人でね!」
美紀ちゃんはそういうと純くんの手を握りました。反対側から圭子ちゃんも純くんの手を握ります。そして、3人で並んでシャワーに飛び込みました。3人で並んでカウント10して向こう側に抜けました。
「もう、あなた達は仲良しねえ!」
と伊東先生が笑っています。すると、その様子を見てひまわり娘こと榊原千夏ちゃんと陸上のホープ小林美恵ちゃんも同じように翔くんを真ん中に入れてシャワーを抜けてきました。そして、よっちゃんも剣道部の高野理恵子ちゃんと、そして田添恵ちゃんに挟まれてシャワーを抜けてきました。憧れの恵ちゃんと手をつないだせいか、よっちゃんは顔を真っ赤にしています。
「はい!みんな抜けたわね!じゃあ、泳ぐわよ!」


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第6話(3)

それからプールの横を往復したりして、身体を慣らしてから、泳ぎ方は自由で25mを泳いでみました。泳ぎの上手な子もいれば、苦手な子もいます。女の子では、意外なことに西野万里子ちゃんがイルカのように泳いでいました。純くんたち男の子は、まあ25mを無難にこなしていました。美紀ちゃん圭子ちゃんもなんとか25mを泳ぎ切りましたが、途中で脚を着く子も結構います。
「みんな、中学校の時水泳サボってたんじゃないの?」
先生の疑惑はもっともで、特に共学校などでは水着になるのが恥ずかしいからと言って、授業をパスする子が21世紀初頭から激増しており、その勢いはまだとどまりません。純くんなどは体育の水泳をそう言う理由でサボったことはありませんでしたが、このDSSの水泳の授業はサボろうかと思いました。水泳の授業をサボる中学生の気持ちがすごくと良くわかる純くんたちです。これは、DSSの教育目標、上手くクリアしているのかも知れませんね。
そして、みんなをひと休みさせて、その間に伊東先生が泳ぎました。上手いです。さすが体育教官と言わなければなりません。2往復ぐらいしてから突然ラッシュをかけて競泳モードで50m泳いで、みんなから喝采を浴びていました。
「先生すごいね」
純くんの横で美紀ちゃんが言いました。
「さすがだよね〜」
純くんも答えます。
「スタイルも良いし」
圭子ちゃんが羨ましそうに言います。高校生の女の子(+男の子)の中にはいると、大人の伊東先生の体形はとてもセクシーです。いえ、大人の女性の間でもナイスボディに違いありません。何しろ、体育教官ですから、筋肉が鍛えられていてお尻の上がり方なんか半端ではありません。奥手な純くんも、先生のプロポーションは素敵だと思えました。プールから上がって、全身から水を滴らせている姿は、とても健康的で憧れてしまいそうになります。
そして、ふと自分をかえりみると、その先生やクラスの女の子達とお揃いのスクール水着を着ています。純くんは一応平静を装っていますが、水着姿の女の子の横で、その女の子と同じ水着を着ているのがすごく恥ずかしくて困りました。翔くんも、平静そうに見えますが内心はどうなんでしょう?可哀想なのはよっちゃんです。水着がミスマッチという意味ではありません。結構格好いいかも知れません。ただ、この間純くんがよっちゃん本人から聞いたように、よっちゃんは恵ちゃんのことが好きになっているらしいのです。とても複雑な気分なんじゃないかと純くんは思いました。ちょうど、その告白を聞いた同じ日に、県庁前駅のホームで千秋ちゃんにあったときのあの恥ずかしさを純くんも覚えています。よっちゃんの気持ちの複雑さは、あの比ではないかも知れません。
その時美紀ちゃんが耳元で言いました。
「純子、水着姿も可愛いよ!」
反対側から圭子ちゃんが言いました。
「そのままビーチに行ったらナンパされるよ〜」
「やめてよぉ〜」
純くんは真っ赤になって俯きました。美紀ちゃん、圭子ちゃんの肩が純くんの肩に触れて、3人の肩の上を水玉がぷるんと踊りました。

初めての水泳の授業が終わり、みんなぐったり疲れて芝生の上をとぼとぼ歩いています。
「あ〜、すっごく疲れちゃった〜」
「午後の授業、大変よ〜」
「わたし、水飲んじゃってお昼食べられない〜」
「なんかちょっと気持ち悪いよね〜」
次はお昼休みのせいか、みんなゆっくりしています。それぞれ肩にタオルを掛けて、ビニール鞄を提げて、お尻を並べて歩いています。いつもはダンスの授業で見慣れている光景ですが、素肌に水着だけだと、なんだかいつもとはすごく違った感じに見えます。
「今日、わたし皮むけそう〜」
美音ちゃんの声が聞こえました。
「あ、真っ赤じゃない〜!」
美紀ちゃんが応じています。今日は、陽が強いのでみんな結構灼けたはずです。すると、圭子ちゃんが純くんの肩をぺしっと叩いて言いました。
「純子ちゃん〜、結構灼けたんじゃないの?真っ赤だよ!」
「え?そ、そうかな?」
すると、万里子ちゃんが寄ってきて言いました。
「でも、純子ちゃんはいつも顔真っ赤にしてるじゃん!」
「あ、ひどいな〜」
でも、確かに純くんの高校生活は、毎日赤面の種に困らないことは確かです。そこに、美紀ちゃんが来て純くんの肩からタオルを取り払って、純くんの水着のストラップをずらして言いました。
「あ!やっぱり!しっかり跡になってるよ!」
見ると、心もち赤みが増した肌に、純くんの肌の地色で水着のストラップの跡がくっきりと映っていました。純くんは自分でそれを見て、
「えっ!?ほ、ホントだ!あ・・・・・・・」
絶句してしまいました。そして、頬がみるみる朱に染まっていきます。
「あ、顔真っ赤!」
美音ちゃんがいじりに来ました。
「これは、日焼けじゃないよね!」
その光景を見て、翔くんとよっちゃんもおそるおそる自分の肩を見て、言葉を失っています。
「よっちゃんもだね!」
いつの間にか恵ちゃんがよっちゃんの後ろにいました。よっちゃんは、泣きそうな顔になって恥じらっています。そして、3人は足早に男子更衣室に駆け込んだのでした。

「ま、まずいよ、これ〜」
男子更衣室で3人はお互いの裸体を見ながら茫然自失しています。3人とも、くっきりと女子用のスクール水着の跡をその身体にとどめています。3人とも生まれてこの方、女子用の水着の跡を肌に付けたことなどないのですから、その戸惑いは推して知るべしですね。股間の処理を元に戻す気力もない3人。ビキニラインを処理した股間に、縦長のヘアが恥ずかしそうにそよいでいます。傍目には、ぺちゃぱいの女の子に見えてるかも知れませんね。
「あ、よ、よっちゃん・・・・!」
翔くんが驚いた声を上げました。
「え、何?」
よっちゃんが不思議そうな顔をして翔くんを見ました。翔くんはよっちゃんの股間を指さしています。
「はみ出してる・・・・・」
「え?ああっ!」
見ると、よっちゃんのタ○タ○がころんと横にはみ出しているのです。そう言えば、今日は最初から股間の処理が上手く行っていないようでした。よっちゃんは、愕然としています。
「み、水着から出てたかな?」
「わかんない」
「だ、大丈夫だよ、きっと」
と、慰める二人です。よっちゃんを慰めながら、二人とも自分の股間を確認しましたが、なんとか持ちこたえているようです。よっちゃんは果てしなく凹んでいます。純くんは、話題を変えることにしました。
「それにしても、この日焼け跡・・・・」
翔くんもそれに反応しました。
「銭湯とかゼッタイ行けないよね」
「よっちゃんはでも、男子寮のお風呂だから問題ないじゃん」
と、純くんはよっちゃんに話題を振ります。
「ぼくや翔くんなんか、お家のお風呂だから・・・・・」
翔くんも乗りました。
「お家でだって、裸になんかなれないよね。いくら何でも・・・・・」
3人の背中には、肩胛骨を自由にするように、ストラップがクロスした跡がくっきり付いています。女子用水着の跡以外の何ものでもありません。胸には、まるでブラの跡のような痕跡がくっきりと残っています。泳ぐのは気持ちよかったけれど、泳いだ後が大変なのでした。そう言えば、水泳用股間処理の手ほどきを男子寮で受けたとき、日焼けについては誰も教えてくれませんでした。当然のことだからでしょうか。まあ、確かに何かを羽織っていたとしても、跡が付くのは避けられないことではありますね。こうして、3人とも「女の子のしるし」を身体に刻み込んでこの夏を過ごすことになったのでした。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第6話(4)

さて、恥ずかしい水着の跡を付けて、純くんは帰宅しました。祐子ちゃんはもう帰宅していました。
「ただいま〜」
「お帰り!純子!」
祐子ちゃんの明るい声に迎えられて少しは気も晴れる純くんでしたが、恥ずかしくて水泳のことは黙っていようと思いました。何となくもじもじしている純くんに不審そうな眼差しを投げながら、祐子ちゃんは言いました。
「お母さん、また成美さんのところに行ったのよ」
「へえ?具合が悪いの?」
「そうみたい。週明けまで帰ってこないと思うって言ってたわよ」
「覚悟決めて出かけたんだね」
「うん・・・・・」
祐子ちゃんはそう言うと、何やら思わせぶりな視線を投げかけて、そしてキッチンの方へ入っていきました。
「純子、着替えておいでよ。お母さん、留守にする罪滅ぼしにケーキいっぱい置いてったのよ♪」
祐子ちゃんは、そう言うとキラリと光る微笑みを投げかけました。純くんは、にっこりと微笑みを返して、2階の部屋に入っていきました。

純くんは、へやにはいるとまずタンスから着替えを出しました。お風呂に入ってから、とも思いましたが、汗まみれの下着も替えたくなりました。お家用の可愛いショーツを出しました。そう、通学用には白を着ているのです。やっぱり、どこかで見えたりするので、白が無難なのです。その分お家に帰ると可愛いのを穿くようになりました。ピンクの太いボーダー柄のショーツに、ピンクのレース使いのキャミソールを出しました。そして、足はナマ脚のままでいくことにして、いろいろ考えて、アウターはピンクベースのノースリーブのワンピースを出しました。胸元に白いレースが使ってあって、裾はフレアっぽいミニになっています。着るものを一通り揃えてベッドの上にぽんと投げると、鏡の前に立って着ているものを全部脱いで見ました。結構、陽に灼けています。昼間は赤っぽかったのが、褐色になって来て、純くんの肌の地色が女子の水着の跡をいっそうくっきりと浮かび上がらせています。鏡を見て純くんは赤面しました。そして、純くんのペニスは知らない間に上を向いていました。と、その時でした。
「もう、純子〜!何やってるの〜?紅茶が冷め・・・・」
「きゃっ!!」
思わずお姉さんに背を向けて、純くんは床の上にぺたんと座り込みました。ダンスの授業で、男子は関節を柔らかくする一環で女の子座りをさせられるのですが、純くんがそれをもうすっかりマスターしていることはこの瞬間ではっきりわかります。
思いがけず、「妹の純子ちゃん」のヌードを見てしまった祐子ちゃんは、一瞬固まったのですが、純くんの背中にくっきりと浮かび上がった水着の跡を見てすべてを理解したようです。祐子ちゃんは純くんに歩み寄りました。
「水泳だったのね?」
そう言って純くんの背中の水着の跡を指でたどります。
「ひゃっ!」
純くんは背中を反らせて反応しちゃいました。
「うふふ、可愛い〜。女の子のしるし付けちゃってる〜♪」
「やめてぇ〜、恥ずかしいから〜」
「恥ずかしがることないじゃん。わたしたち姉妹でしょ?」
そう言って、祐子ちゃんは背後から純くんを覗き込みます。
「見ちゃダメ〜」
純くんは、肩のストラップの跡を必至で隠そうとしました。その時、純くんの前にある鏡に、純くんのペニスが上を向いているのが映りました。
「純子、下が丸見えよ!」
「ぎゃぁ〜っ!」
純くんは今度はいっぱいまで内股になって、そして身体をふたつに折り曲げて必至で隠したいところをすべて隠そうとしました。
「もう、純子はもう、そんなに恥ずかしいかな〜」
お姉さんは、いつの間にか純くんを背後から抱きしめて頬ずりをしています。純くんの体の中をインディアンの太鼓が駆け抜けています。きっと、その太鼓の鼓動は純くんの背中から、お姉さんの胸にも響いていっているに違いありません。
「ねえ、純子、今日水泳の授業あったんでしょ?」
「うん、そうだけど・・・」
「水着着て見せてよ、ね!」
「・・・・・」
「わたしも水着になるから、ね、今すぐ着てくるからさ!」
祐子ちゃんはそう言うと、カーテンを隔てただけの隣の自分の部屋に入っていきました。天井に空いている隙間から、祐子ちゃんのいさぎよい衣擦れの音が聞こえてきます。
(水着になれって言っても・・・・・)
純くんは、祐子ちゃんの衣擦れの音を聞きながら、考え込んでしまいました。
(まだ乾いてないし、股間の処理だって・・・・・)
その時、カーテンの開く音がして祐子ちゃんが入って来ました。何という早業でしょう。これだったら、女優さんになっても早変わりで苦しむことはないでしょうね。
「あ、純子、まだヌードのまんまだ〜」
ヌードと言われてまた照れる純くん。
「身体に自信があるのかしら?」
「そんなこと、ないってば〜」
仕方なく純くんは、まだ湿っている水着を、股間の処理はしないでさっと着てしまいました。
「わあ、かっこいいじゃん、DSSの水着!」
祐子ちゃんのスクール水着は、タンクトップ型の黒一色の水着です。旧型の水着ではなく、ぴったりと身体にフィットする水着です。でも、方がストラップでないのと、黒一色なのとでファッション性はなさそうです。でも、祐子ちゃんのような若い引き締まった身体に着けると何やら輝いて見えます。
「肩がストラップなのね。パイピングもあって・・・」
純くんはそこではじめて祐子ちゃんの水着姿を見て、きれいだなと思いました。よく見ると、祐子ちゃんの水着も少し湿っています。
「お姉さんも、今日水泳の授業だったの?」
「そうよ、だから今年はじめての日焼けの後よ」
そう言って祐子ちゃんは、水着の両方の肩を外して見せました。純くんは少しどきっとしました。祐子ちゃんの肌にも水着の跡がくっきり残っています。そして、このセクシーなポーズのままで言いました。
「ね、純子、お風呂でシャワー浴びよ!」
祐子ちゃんはそう言うと、純くんの手を取って階下のバスルームに降りていきました。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

 

DSS 高1 - 第6話(5)

祐子ちゃんと純くんは、水着を着たままバスルームに入ってきました。そして、二人バスタブの中に入ってシャワーのノズルの下に立ちました。
「どうせ洗うんだから、今濡れても一緒よね!」
祐子ちゃんはそう言うと、シャワーから勢いよく水を出しました。冷たい水が肌を心地よく刺激します。
「わっ!つ、冷たい〜!」
二人とも少し身をすくめていましたが、すぐに慣れました。祐子ちゃんと純くんは、二人ぴったりと並んでシャワーの水を浴びています。帽子を被っていないので、もう二人とも髪の毛が濡れて顔にかかっています。
「純子、もっとこっちおいでよ。水がかからないよ!」
祐子ちゃんはそう言うと、純くんの腰に手を回して純くんを自分の方にぐっと引き寄せました。祐子ちゃんの胸の膨らみが、純くんの平らな胸を水着の上から刺激します。
「気持ちいいね〜」
祐子ちゃんはそう言うとさらに大胆になって、純くんの首に腕を回してきました。
「ほら、純子もわたしのこと抱っこするのよ!」
祐子ちゃんに導かれて純くんの腕は祐子ちゃんの背中に回されていました。スクール水着を着てシャワーを浴びながら、お姉さんと抱き合っている格好です。純くんは、シャワーの水がもう冷たくは感じられないほど身体が熱くなってきました。祐子ちゃんは無邪気なのか、純くんを男の子と思っていないのか、純くんの首に腕をしっかりと回して、頬ずりをしています。純くんの腕もいつの間にか祐子ちゃんの背中から腰を、結構しっかり抱きかかえていました。
「純子〜」
シャワーの水に目を細めながら、純くんの耳元で祐子ちゃんが言いました。
「ドキドキしてるね。胸に伝わってくるよ。」
「あ・・・・」
「いいのいいの!」
祐子ちゃんはそう言うと、もう一度純くんをぎゅっと抱きしめました。祐子ちゃんの胸のふたつの膨らみが、純くんの胸に重なって、純くんの鼓動にあわせて震えています。純くんは、少し腰を引いてあそこが触れないように気を付けていなければなりませんでした。
そして、10分も水を浴びていたのでしょうか、手が白くふやけてくるまで、二人はシャワーを浴びながら水泳の授業の内容などを話していました。そして、仕上げにと、祐子ちゃんはシャワーの温度を上げて、最後は温水を浴びてバスルームから上がりました。

「さ、純子、水着洗おう!」
祐子ちゃんはそう言うと、さっさと水着を脱いで洗濯機に放り込みました。つ、つまり全裸になっちゃったのです。そして純くんも水着を脱ぐことを求めたのです。純くんが後ろを向いてもじもじしていると、祐子ちゃんは純くんの水着のストラップに手をかけて、有無を言わさず純くんの水着を足下まで下ろしてしまいました。
「きゃあっ!」
「もう、どっちが女の子なんだかぁ」
祐子ちゃんは笑いながら、純くんにバスタオルを掛けてくれました。
「はい、純子、腕を上げて!」
祐子ちゃんは、バスタオルを純くんの胸の位置で巻いてくれました。女性が良くやる、あの巻き方です。そして、別のタオルで純くんの髪の毛をタオルドライしてくれました。
「わたし、タオルドライ得意なのよ!」
それはそうです。お母さんから手ほどきを受けているのですから。純くんは、祐子ちゃんの手際の良いタオルドライに身を任せていました。そして、祐子ちゃんは純くんの髪にブラシを入れて頭にタオルを巻いて、まるで女性の湯上がりの姿のようにしてくれたのでした。
「ほら、純子、こういうのも可愛いじゃない!」
鏡に映った自分の姿を見て、照れる純くん。そして、もっと照れるのは祐子ちゃんがまだ全裸のままで居たことでした。
「あ、お、お姉さん、早く・・・タ、タオル・・」
純くんはどぎまぎしています。祐子ちゃんは惜しげもなく、18才の裸体を純くんの前にさらしています。
「純子、わたしにもタオル巻いてよ!」
祐子ちゃんのリクエストに応えて、純くんは祐子ちゃん用のバスタオルを手に取りました。祐子ちゃんは両腕を広げて(タオル巻いて〜)のポーズをとっています。もちろん純くんの方を向いてですよ。純くんは、目のやり場がなくて困りました。あちこちにきょときょとと目を泳がせていましたが、結局祐子ちゃんも水泳の授業対策でビキニラインを処理していることを意識の中にしっかりと叩きこみました。それから、求められるままに、祐子ちゃんの髪を慣れぬ手つきでタオルドライしてあげました。

手をつないで二階の部屋に戻ると、祐子ちゃんは純くんをタオルを巻いたまま自分の部屋に招き入れました。二人並んでベッドに腰を下ろし、祐子ちゃんは純くんの肩を抱きました。純くんは、さっきまで水を浴びていたのにもううっすら汗をかいています。もちろん顔は真っ赤です。
「純子」
「・・・・?」
「恥ずかしい?」
「・・・うん・・・」
「可愛い!」
祐子ちゃんは立ち上がると、自分のタンスから真新しい下着を取り出しました。
「純子、これ穿いて!」
祐子ちゃんが出してくれたのは、ピンクのプレーンなビキニのショーツです。伸縮素材で、ぴったりとフィットするものです。そして、同じ色のタンクトップです。祐子ちゃんは、おそらくそれと同型の下着なのでしょう、ブルーのセットを出して身につけました。純くんも、タオルを巻いたままショーツを穿き、それからタンクトップを着ました。身体にぴったりして、大好きな着心地です。
「純子にそれあげる」
「いいの?」
「うん、純子にって思って買ったのよ」
「ありがとう・・・・・」
レディスの下着を買ってもらってお礼を言うのも妙な感じですけれど、純くんはもう祐子ちゃんの妹になる約束をしているのですから、何も不思議はないのです。
「ね、お紅茶すっかり冷めちゃったから、また湧かそうよ。ケーキ食べよ!」
そう言えば、ケーキを食べようとしていたのに水浴びをしてしまったのでした。純くんは、さっき出して置いたピンクのワンピースはやめにして、この数ヶ月のうちにたまったガールズファッションのうち、お気に入りのニットのピンクのボーダー柄のワンピースを着て階下に降りていきました。そして、祐子ちゃんと二人で美味しいケーキを沢山食べました。
「もう晩ご飯入らないわね」
「ぼくも」
「お母さん、もう向こうに着いたかな・・・・・?」

そうでした、お母さんは成美さんのところに出かけていたのでした。成瀬家の今日があるのも成美さんのお陰なのよ、とお母さんは最近よく言います。成美さんって、お母さんのお母さん、つまり純くん達のおばあちゃんと同じくらいの年齢です。おばあちゃんは3年前に亡くなってしまいましたが、お母さんは成美さんにおばあちゃんのイメージを重ねているのかも知れません。
結局その晩は、お母さんから電話がかかってきませんでした。取り込んでいるのかも知れないねと、少し心配しながら、二人は手をつないで一緒のベッドで眠りました。眠りながら、純くんは、お母さんがこの前成美さんのところに行った日の夜のことを思いだしていました。



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

 

DSS 高1 - 第6話(6)

あの日、お母さんを送り出してから家で二人きりになった純くんと祐子ちゃんは、お母さんからもらったお留守番のお駄賃1万円を持って街に出かけました。そして、よく行く安いお店で純くん用のチュニックや祐子ちゃん用のスカートを買ったりしました。もちろん、純くんは女装です。結構恥ずかしかったのですが、お姉さんと一緒だったのでこわくはありませんでした。お姉さんと一緒に試着室に入ってお洋服を試着して、お買い物が済んだらパーラーでアイスクリームを食べてジュースを飲んで、楽しい一日を過ごしました。そして、夜は買ってきたお洋服を着たり、お姉さんのワードローブを着せてもらったりして、すっかり女の子モードで過ごしました。
そして、遊び疲れて部屋に戻ると、お姉さんが純くんを呼びました。
「ねえねえ、純子〜、ちょっとこっち来てぇ」
純くんのお部屋と祐子ちゃんのお部屋は、大きな一部屋を後になってから仕切ったものです。天井と床の間に突っ張り棒を入れてパネルで仕切るような形の分け方です。会社の事務所などでよく使われている仕切り方と言えばわかりやすいでしょうか。上の方は空いているので声はよく聞こえるのです。そしていちばん端はパネルなどのサイズが合わなかったので、二人の本棚を置いて仕切っています。今は、本棚を外してカーテンだけで仕切っています。
純くんは、部屋を仕切るときに壁をぶち抜いてつくられたドアから一端廊下に出て、それから祐子ちゃんのお部屋に入りました。祐子ちゃんはお風呂上がりで、バスローブを羽織って頭にタオルを巻いています。純くんはコットンのタンクトップと短パンの上下を着ています。祐子ちゃんは、ベッドに腰掛けていました。純くんにも隣に座るように言いました。
祐子ちゃんは、純くんの肩を抱いてひとしきり頬ずりをして純くんをうっとりさせた後で、枕元に置いておいた柔らかくて薄い布を手にとって純くんに手渡して言いました。
「純子、これ着て見せて!」
純くんがそれを広げてみると、それはフリルがいっぱい使ってある、白地に花模様の丈の短いノースリーブのネグリジェでした。恥ずかしいと言ってもお姉さんは許してくれませんでした。お姉さんに嫌われたくない純くんは、恥ずかしいのを我慢してお姉さんの前でタンクトップの上下を脱ぎました。キャミソールは着ていなかったので、白いレース使いのショーツ1枚の姿になりました。お尻が可愛いとかからかわれながら、その上にお姉さんの出してくれたネグリジェを着ました。丈が短くて、ほとんどお尻が丸見えです。お姉さんはそれを見て可愛い可愛いと言って大喜びをしていました。
「わたしはね、新しいの買ったの!」
しばらく前に買っておいて、暑くなったら着ようと思っていたという新しいネグリジェでした。これもフリルいっぱいで、ピンク地のレース使いで、同じようにノースリーブで丈は可成り短そうです。お姉さんは、純くんの前でバスローブを脱ぎました。お姉さんは一糸まとわぬヌードでした。純くんはどきっとしました。お姉さんも、水泳の授業はまだなのに、ビキニラインを処理しています。あそこのヘアが縦長に控えめに繁っています。恥ずかしくて俯くと、お姉さんは、姉妹なんだからいいじゃないと言うのでした。
そして、祐子ちゃんはタンスからピンク色の小さなショーツを出して穿くと、上半身は裸のままでそのネグリジェを着ました。とても可愛いと純くんは思いました。よく似合うと言うと、お姉さんはありがとうと言って、純くんの肩を抱いて、もう一度頬ずりをしてくれました。そして、純もとても可愛いわよと言って、純くんのほっぺにキスをしてくれました。純くんはどきっとしました。そして、お姉さんは、今夜は一緒に手をつないで寝ましょうと言うのでした。そして、お姉さんにリードされるままに、純くんはお姉さんとならんで、お姉さんのベッドに潜り込みました。
真っ暗になったお部屋で、祐子ちゃんは純くんの手を握りながら言いました。
「今日は楽しかったね、純子!」
「うん」
「また行こうね!」
「うん」
純くんは1年前とは違って、ぐっと優しくなった祐子ちゃんに戸惑いながらも、祐子ちゃんの優しさを全身で感じてとても幸せでした。祐子ちゃんは、純くんの方に身体をむけると、つないだ手をほどいて純くんに腕まくらをしてくれました。同じ枕に頭を乗せているので腕まくらと言うよりは、抱き合って同じまくらを使っているような感じです。祐子ちゃんは両腕を純くんの背中に回して純くんを抱きしめています。純くんは、上になった片腕を祐子ちゃんの背中に回しました。純くんの目の前には、祐子ちゃんの花びらのような唇がありました。
「わたしね…」
その花びらが開いて、そこから言葉が漏れてきました。
「不安なんだ…」
「不安って・・・?」
純くんは思わず聞き返しました。
「受験・・・」
ああ、そうか。と、純くんは思いました。そう、祐子ちゃんは今高校3年生でこれから大学受験なのです。祐子ちゃんの通っている高校は、東京にある文学院女子大の付属高校で、純くん達の地元ではDSSとともに難関校と言われています。普通なら、エスカレーター式に大学に進学できるのですが、祐子ちゃんの場合は、『美容院の経営はできれば女がやるのがいいわね』というお母さんの意向もあって、将来大学を卒業したら、お母さんの経営する美容室チェーン「トレビアン2」の経営に関わることになっているのです。そのために、大学は、経済学部とか経営学部、あるいは商学部あたりに進学するように言われています。祐子ちゃん自身、美容室の経営には興味があるので、それは問題ないのですが、そのためには文学院女子大ではダメなのです。だって、文学院女子大には経済学部も経営学部も商学部もないのですから。そして、その付属高校からよその大学に進学するなら、やはりそれなりのレベルの大学を目指さなければならないので、プレッシャーが強いのです。とにかく、私立の有名校か国公立の大学に進学しなければならないのです。日頃はそういうイライラなど家では出さない祐子ちゃんですが、内心はとても不安なのです。
「純。わたし、大丈夫かなあ?浪人なんかいやだよ〜」
祐子ちゃんは珍しく気弱な言葉を吐いています。お母さんがいない気楽さがそうさせているのでしょうか。純くんは、たったひとりの大好きなお姉さんがそんなに不安なのに、何も気付かないでいた自分を恥ずかしいと思いました。なにかぼくに力になれることはないのかな?
「だ、大丈夫だよ。お姉さんならきっと、どこだって合格するよ」
「そんなに甘くはないわよ〜」
祐子ちゃんはそう言って、純くんを抱いていた腕にぎゅっと力を入れました。祐子ちゃんは不安で寂しかったのです。DSSに進学して女の子になっちゃった(?)純くんにすごく優しいのも、もちろん純くんが可愛いからですが、その裏には、祐子ちゃんも木塚いないけれど、この受験を控えた寂しさがあるのかも知れません。だから純くんを抱き寄せるのでしょうね。心細いのです。
「お姉さん」
「なぁに?」
「ぼくにできることがあったら、何でもするからね。ぼくは味方だからね」
「純、ありがとう・・・」
祐子ちゃんはそう言って、もう一度純くんをぎゅっと抱きしめました。そして、しんみりと話し始めました。
「純は、わたしのことイヤなお姉さんだって思ってたでしょ?」
「そんなことないよ。大好きだよ。どうしてそんなこというの?」
「だって、子供の頃からずっと、弟なんていらないとか言ってたから」
「そんなこと・・・・」
大したことないよ、と言おうとした純くんでしたが、言えませんでした。だって本当はそれがすごく悲しかったからです。今やっとお姉さんが優しくなってくれたので、癒されはじめているのです。
「ちょっと、悲しかったけど、でも今はすごく優しいもん」
「ごめんね、純」
「ううん」
「わたし、純が可愛くて、大好きだったのよ。でも、純は男の遊びばっかりして、わたしが遊ぼうって言っても、つまらなさそうだったじゃない」
「そうだったっけ?」
「時々ぼんやり想い出すんだけど、お人形さんやおままごとや、女の子の遊びには乗ってこなかったの」
「え?でもぼく、お姉さんと一緒に、お絵かきとか、着せ替え人形とか、おままごともした記憶あるけど・・・」
「うん、でもさ、純はつまらなさそうだったの。だから寂しかったのよ、わたしも」
「そうなの?」
「うん、純ともっと一緒に遊びたかったな・・・」
純くんはなんだか胸がいっぱいになって、祐子ちゃんにぎゅっとしがみついてしまいました。
「いまからもっと、仲良くしようよ」
「うん、わたしいますっごく不安だから、純が一緒にいてくれると嬉しいの」
「ぼく、なんでもしてあげる」
「純〜♪」
「お姉さん〜♪」
そうして二人は抱き合って眠ったのでした。純くんはとてもとても幸せでした。祐子ちゃんもとても暖かい気持ちでした。



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第6話(7)

さて、お母さんが二度目の成美さん訪問で居ない間、家の中のことをどうするかは、純くんと祐子ちゃんの二人の手に委ねられたわけですが、純くんは、今年受験で大変な祐子ちゃんをいたわろうと決心しました。自分は弟だから、どんなtきも祐子ちゃんに甘えてばかりでしたが、祐子ちゃんだって大変なんだから、そろそろ自分もしっかりしなくちゃいけないと、健気な考えが浮かんだ純くんは、朝早く起きてキッチンに降りていきました。祐子ちゃんと二人分の朝ご飯を用意するためです。とは言っても、ミルクティーとトーストに、卵料理だけなのですが、純くんは家庭科の授業で教わったことを想い出しながら一生懸命お料理をしました。
起きてきた祐子ちゃんは感激しました。そして、純くんを抱きしめて頬ずりをして、ほっぺにチューを連発して学校に出かけていきました。純くんももちろん同じタイミングで出かけました。
(お姉さんの奥さんみたいになれたらいいな・・・・・)
純くんは道々そんなことを考えていました。そして、その日帰宅してからも、お掃除をして晩ご飯をつくりました。家庭科の授業で練習した肉じゃがに、レシピ本と首っ引きでポテトサラダを作りました。用意ができてから、(あ、ジャガイモばっか・・・)とか思いましたが、純くんが献身的に尽くしてくれるので祐子ちゃんはまたしても、熱い抱擁、頬ずりとほっぺにキスの雨を降らせてくれました。最後の方には、キスの雨が耳たぶや首筋にも降ってきて、純くんは「あ、いやん」などと、声を上げていました。
純くんは、お母さんがいない間この家の主婦になって、祐子ちゃんが不自由なく暮らせるようにしようと思いました。お母さんがいるときだって、お母さんは仕事があるんだから、純くんが世話してもらうだけの子供から脱皮して、お世話ができる立場になればお母さんだって喜ぶだろうと思いました。こんなことを考えるようになったのも、DSSに入学して、女性の立場や視点に立ったことをいろんな機会で体験しているからでしょうか。

さて、主婦を2日やって、家事労働で結構くたくたになった純くんは、水着の跡も消えないままに、2回目の水泳の授業に臨みました。この前は4時限目、今日は5時限目です。お昼休みのあと、翔くんやよっちゃんと一緒に男子更衣室に向かいました。よっちゃんは、この前の授業でタ○タ○がはみ出していたことにショックを受けていて、休むとか何とか言っていましたが、結局参加することにしたようです。けれど、股間の処理が上手く行かないらしくて、純くんと翔くんが水着を着終わっても、まだ全裸のまま長椅子に座って悪戦苦闘していました。「ミニサイズ」の純くんと翔くんは、立ったままでことが足りるのに、よっちゃんは「普通サイズ」なので、長椅子に座って開脚しないと上手く行かないのです。まだ、ダンスの授業の時はタイツを穿いたりするので大丈夫ですが、水泳ともなるとそうは行きません。張っては剥がしを繰り返しています。
「よっちゃん、早くしないと遅れちゃうよ」
純くんがひと言声をかけました。
「上手く行かないんだよ〜」
よっちゃんは、半ベソ状態です。そこに翔くんが言いました。
「ねえ、手伝ってあげようか?」
「う、うん・・・・・」
「ね、純くんも一緒に」
「うん、いいよ」
と、純くんも安請け合いしてみました。で、何も打ち合わせないまま、あの初めてのダンスの授業の前に先輩達かがしてくれたような位置を取りました。つまり、長椅子の上でM字開脚をしたよっちゃんの脚を押さえて固定するような格好で、二人が長椅子に座りました。よっちゃんの脚は、スクール水着を身につけた二人の身体と壁の間にはさまれて、M字開脚で拘束されているような感じです。そして、腕も脚の後ろに回ってしまったので、よっちゃんは身動きできない状態です。その状態で、翔くんがテープを切り、純くんがよっちゃんの○○○○を押さえて○袋を引っ張って、「理想の」状態に固定して翔くんがそれをテープで固定するという「業務分担」が自然に整いました。
二人がかりだとあっという間です。よっちゃんのあそこは、極めて理想的な状態で第1段階の処理が終わりました。で、その時、そう、初めてのダンスの授業の前の時と同じように、よっちゃんの「普通サイズ」はしっかりと上を向いていたのでした。
一瞬顔と顔を見合わせた純くんと翔くんでしたが、翔くんはすぐに意を決したようです。ティッシュを2枚引き抜くとよっちゃんのそこにかぶせ、そして、純くんの手を取ると、二人で一緒によっちゃんを掴んで、重ね合った手を上下に動かしはじめたのでした。そうです、何もかも初めてのダンスの授業の時と同じです。
「あ、あ、・・・うう・・・・」
よっちゃんは、目をつぶって顔を心もち上に上げてしばらくそうしていたかと思うと、次の瞬間、二人の手にはよっちゃん自身の拍動がはっきりと伝わってきたのでした。
「あ、ああ・・・・・っ」
よっちゃんは、沢山出しました。それは二人の手にもかかり、純くんも翔くんも慌ててそれを拭きました。よっちゃんは恥ずかしそうに俯いています。そして、みるみるうちによっちゃんの○○○は下を向いていきました。その隙を捉えて、二人は第2段階の処理を性交、じゃなくて、成功させ、そして仕上げに防水性の高いテープで全体を保護しました。なんとか、処理も終わったようです。よっちゃんはそれからスイムショーツを穿き、水着を着けて、状態を確認しました。
「どう?」
翔くんがよっちゃんに聞きました。
「うん、大丈夫みたい。この間の時と比べて仕上がりが全然違うから・・・」
よっちゃんは少しホッとしたように言いました。
「ごめんね、二人とも・・・・」
「うん、別に・・・・」
「いいから、気にしないでね」
そして、3人はタオルを肩に羽織って、プールへと向かいました。プールへ向かいながら、純くんは流れに任せるままに、別の男の子の○○○を握って行かせてあげちゃった事実に少し赤面しました。でも、特に禁忌を犯したような感覚はありませんでした。なんだかとっても普通のことのような感じがしているのが不思議でした。

授業では、3人とも大きなバスタオルをプールサイドに持ち込んで、水に入っていないときは、膝を抱えるようにして座って、全身をタオルで覆って少しでも水着の跡が付かないように無駄な努力をしていました。クラスのみんなはそんな3人のことを笑ってみていました。
「だいたい、うちの男子は最初の水泳の授業で水着の跡が付くのに気が付いてないのよね。そして、次の授業からいろいろジタバタし始めるんだけど・・・・・最後には開き直っちゃうんだな〜」
伊東先生は毎年見てきているのですね。でも、純くん達はまだ開き直れないのでした。
「日傘持ってきたらいいのよ!」
「二の腕まである手袋とかぁ!」
「いっそのこと、ヌードで泳げば!」
みんないじり放題です。相変わらず恥ずかしいひとときでしたが、よっちゃんのあそこは何ともなく、授業が終わるまで持ちこたえたのでなによりでした。ただ、やっぱり日焼けを防ぐことは難しく、今日も水着の跡がくっきりと残っています。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第6話(8)

学校が終わって若生駅に着くと、家に帰る前に純くんは駅前の小さなスーパーで食材の買い出しをしました。なんたって、今は主婦なんですから、お買い物するのは当然のことなのです。お母さんが出かける前に揃えて置いてくれた食べ物も底をつき始めたので、純くんはスーパーでお野菜や納豆、お肉やお豆腐など、家庭科の授業でやったお買い物シミュレーションにしたがって、DSSの制服姿のままお買い物をしました。
丁度夕食の買い出しの時間帯なのでしょう、スーパーの中には本職の主婦でごった返していました。制服姿でお買い物をする純くんは、きっと、家事を助ける健気な女子高生に映っているのでしょう。もしかしたら、お母さんに先立たれて、一家の主婦役をしなければならなくなった哀れな長女と思われているかも知れません。そして、家に帰ればお腹を空かせた弟や妹が待っているのです。そして、父親は飲んだくれてなかなか働いてくれない。お金も底をついてきたし、これからどうやって毎日のご飯をつくったらいいのかしら?帰ったらお父さんに、仕事に行ってくれるようにお願いしないと、あたしも学校に行けなくなっちゃう・・・・・

そんな空想を巡らせながらお買い物をしていると、背後から声がしました。
「成瀬くんじゃない?」
それは同年代の声ではありませんでした。明らかに、純くんのお母さん世代の女性の声です。おそるおそる振り返ってみると、そこにはどこかで見たようなおばさんが立っていました。
「はい・・・・」
純くんがそう答えると、そのおばさんはにっこにっこしながら言いました。
「わたしね、小山千秋の母親です!千秋からいつもお話し聞いてますのよ!」
げげっ!なんと千秋ちゃんのお母さんなんでした!そうですね、千秋ちゃんもこの近所に住んでいるんですからそのお母さんが道を歩いていたって不思議はないのです。ましてや、お母さんなのですからスーパーでお買い物をしているのはもっと不思議ではないのです。品の良さそうなおばさんですが、その目には明らかに、純くんに対する好奇の色が燃えたぎっています。
「あらまあ、本当に・・・・可愛いこと。ほほほ」
千秋ちゃんママは、興奮(?)で少し頬を赤く染めながら言いました。つまり何もかも知っていると言うことですね。純くんは赤面して俯くしかありません。
「お買い物してるのね?お手伝い、えらいわね」
「いえ、いま母が出張しているので・・・」
「ああ、なるほどね、でもえらいわあ。お料理なんかどうしてるの?」
「え、はい、何とかやってます」
「まあ、感心だこと!何かあったら、千秋に言って頂戴ね、お手伝いに行かせるわよ!」
「あ、は、はい、ありがとうございます・・・」
周囲のおばさん達は、そんなやり取りを微笑みながら聞いているようです。健気な女子高生に思って貰えているうちに逃げようと思い、純くんはさっさと買い物を済ませて、千秋ちゃんのお母さんにご挨拶をしてスーパーを出ました。買い物袋は結構重くて大変でしたが、仕方ありません。祐子ちゃんにメールして、遅くなるけどご飯はちゃんとつくるから心配しないでねとメッセージして、バス停でバスを待ちました。すると、そこに黒いBMW750が止まりました。お母さんの公用車です。お母さんはベンツが嫌いなのです。だから嫌がらせにBMWに乗るんだって言っていました。助手席の窓が開いて、秘書の佐藤さんが声をかけました。
「純・・・ちゃん!こっちこっち」
佐藤さんが手招きして、後部座席を指さすので、純くんは勝手知りたる母の車に乗り込みました。佐藤さんは、さすが秘書で気配りが素晴らしいです。声をかけるときにも「純くん」ではなくて「純ちゃん」と呼びかけてくれたのです。
「お買い物してたの?」
車にに乗り込むと佐藤さんはいつもの調子で話しかけました。子供にまで敬語を使わなくてもいいわ、とお母さんが、いえ、社長がいつも言っているからです。
「うん、お母さんが出かけてるから」
「えらいわね〜。それでね、実はわたし社長のお使いでこれからお宅にお邪魔するところなの」
「うちに?」
「うん、あのね、な・・・・成美さんだったっけ?亡くなられたんですって」
「あ、そうなんですか!」
お母さんは覚悟をしていたようだったと、祐子ちゃんが言っていたのを想い出しました。
「それでね、喪服を持ってきてくれってわけなのよ」
「ああ、なるほど」
「さっき祐子ちゃんに電話しておいたから、多分出してくれていると思うんだけど、わかるよね、どこに何があるか?」
「お姉さんなら多分・・・・・」
純くんは、お母さんのタンスのどこに何があるかよく知りませんでしたが、祐子ちゃんは知っているはずです。家ではお母さんの秘書みたいな素振りでいることもあるし、お母さんもそのうち祐子ちゃんがトレビアン2の経営に参画したら、秘書室長に任命したいとか、そんなことを言っていたことも覚えています。

家に着くと、祐子ちゃんが玄関まで迎えに出てきました。
「あら、純も一緒なんだ?お帰り、あ、お買い物いっぱいしてる・・・あ、あの、佐藤さん、お茶ぐらい召し上がって行かれません?」
そつのない受け答えです。その辺の高3とは違います。ぼくはこれから主婦になる決心をしたけど、実践力だとお姉さんの方がまだまだあるんだよな〜、と純くんは思いました。居間にはいると、まずテーブルの上のカバンを示して、祐子ちゃんは言いました。
「取りあえず、夏物の喪服、洋服のスーツで出しておきました。あと、黒のパンスト2足と、ふくさひと揃い、薄墨の筆ペンと、香典袋も一応、それからお数珠と、パールのネックレスとピアス、それから母の時計、出かけるときは赤いベルトだったと思うので、シルバーのものを用意しておきました。それと、いらないかも知れませんけど黒の下着も入れておきました。」
何という気配りでしょう。純くんは恐れ入ってしまいました。佐藤さんも感心しています。社長から言われたものはすべて揃っているようで、安心したのか佐藤さんは、祐子ちゃんの入れてくれた紅茶を美味しそうに飲んでいます。
「佐藤さんこれから向こうへ行かれるんですか?」
「ええ、高速使えばあっという間だから」
「大変ですね〜、私用なのに動いて頂いて済みません」
「いえいえい、そんなこと」
「お気を付けていらっしゃってくださいね〜」
「まあ、ありがとう!」
お姉さんがとても大人に見えました。純くんは、邪魔しないようにキッチンに入って、静かに晩ご飯の支度をはじめました。今日は、挽肉買ったからハンバーグでも作ろうかな・・・?

夕食が終わってふと携帯を見ると、千秋ちゃんからメールが入っていました。
『純子〜、うちのお母さんとスーパーで会ったんだって?なんか妙なこと言わなかった?でもね、純子のことすっごく可愛い、あんたより可愛いって言ってたよ!喜んでいいんだか(笑)』
『あっ!千秋〜、夕ご飯作っててメール来てたのわからなかった!ゴメンね。お母さん、千秋とそっくりだね、綺麗な人だって言ってたって言っといてね!』
『純子、主婦してるの?かっこいい〜』
『かっこいいかな〜(爆)。主婦ってタイヘンだよ〜。結構体力いるんだね』

そして、その晩も祐子ちゃんと手をつないで純くんは眠りました。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪



DSS 高1 - 第6話(9)

お母さんはお葬式を済ませて、ぐったり疲れて戻ってきましたが、純くんが甲斐甲斐しく主婦をしているのを見て、すごく感激しています。
「まあ、純がこんなに気配りするようになって・・・・・あなた、スーパーでお買い物してたんだって?DSS の制服着て?佐藤さんが、家計を助ける健気な女子高生にしか見えなかったって言ってたわよ!」
それは純くん自身も思っていたことでした。それだけじゃなくて、家にはお腹を空かせた弟と妹がいて、仕事に行かない飲んだくれのお父さんまでいたのです。空想の世界では。
「純子ったら、もう働き者でさあ〜、まるでわたし奥さんもらったみたいだったわ〜」
祐子ちゃんが言いました。奥さんなんて言われて純くんは大いに照れました。

お母さんの話によると、成美さんはお母さんと、あとはその友達2人に看取られて安らかに旅立ったそうです。お葬式はお母さんと、その友達2人と、ご近所の方3名と病院の代表のひとでひっそりと行われたと言うことです。
「寂しいと言えば寂しいお葬式だったけど、成美さんも安らかなお顔だったし、友達もいたし・・・・・言い人生だったんじゃないかしら・・・・・」
お母さんは何やらしみじみとした調子で言いました。もちろん、成美さんがレズだったことや、その友達2人が老いてもなかなかの美人だけど実は男だと言うことは伏せておきました。そして、言いました。
「純も、お友達は大事にしなきゃダメよ」
「お母さん、まるでぼくがそのうち死ぬみたいじゃん!」
と純くんは抗議しました。

そして、新しい週が明け、もう一度水泳の授業がありました。2回目の時と同じように、よっちゃんの股間の処理は、翔くんと一緒にしてあげました。第2段階の前の特別サービス(?)付きです。よっちゃんは、申し訳なさそうにも見えましたが、それよりも気持ちよさそうでした。翔くんと二人で手を添えて、よっちゃんを行かせてあげるときのよっちゃんの様子が結構可愛く思えました。恥ずかしそうに、顔を真っ赤にしながら、あそこだけはすごく元気で、そして手を動かしはじめたら、すぐに身をよじらせて終わってしまいました。よっちゃんとしては、あの恥ずかしいポーズに加えて、スクール水着姿の純くん&翔くんの可愛い同級生に手を触れられて、興奮のるつぼにいたのですが、そんなことはまだウブな純くんや翔くんにはわかりません。そして、水泳の授業は無事に終わり、水着の跡がまた鮮明さを増しました。

水泳の授業が始まっても、体育の授業は水泳ばかりではありません。その間にダンスをはさみながら進みます。何をするかは結構フレクシブルです。雨が降ったり、気温が低かったりすると授業内容は変わります。だからみんな、更衣室の自分のロッカーの中に、ダンス用の装備と、水泳用の装備を保管しています。水着も2着買っておいて、どちらもロッカーに入れて、使ったら持って帰って、洗って、乾いたらすぐにロッカーに入れておくのです。中には学校の水道でごしごし洗って更衣室に吊って乾かすと言うパターンの子もいます。更衣室には、もう洗濯ロープが渡されていたりします。男子更衣室もその例に漏れず、いつ更衣室に入っても、必ず誰かの水着が干されています。
そんな日々を送るなか、翔くんが暑さにやられて倒れてしまいました。単なる熱中症ではないらしく、入院して検査を受けるそうで、みんな心配していました。今度、日曜日にお見舞いに行こうねと、よっちゃんと話ながら、水泳の授業の準備のために、その日純くんはよっちゃんと二人きりで更衣室に入りました。その瞬間純くんは気付きました。
(あ、翔くんいないんだ・・・・・)

ちょっと妙な気分ではあります。でも、そうは言ってもよっちゃんを見殺しにすることはできません。まず、自分の装備を調えて、それからいつものようによっちゃんの股間の処理を手伝ってあげました。
純くんは、よっちゃんの右足を押さえる位置に座りました。そして、よっちゃんが左手を使いながら、純くんとの共同作業で第1段階を終えました。いつものように、若いよっちゃんの身体の中心は、ピンと背筋を伸ばしています。少しためらい気味ではありますが、純くんは第2段階に進むためによっちゃんの、元気よく上を向いているものに手を添えました。
手を動かしはじめると、よっちゃんは恥ずかしそうに息を殺しながら、純くんの方に腕を回して、純くんを自分の方に引き寄せました。
「う、うう、ああ・・・あ・・・」
結構美形のよっちゃんは、その綺麗な顔立ちを朱に染めて恥ずかしさと、気持ちよさに身を任せています。抱き寄せられて、少し戸惑った純くんですが、よっちゃんのその様子を見て、可愛いと思いました。不思議な感覚でした。自分よりも体の大きな、そしてあそこも大きなよっちゃんですが、いまは純くんのなすがままに身悶えしています。純くんは、よっちゃんの肩に顔を埋めながらよっちゃんお表情を見つめ、右手を優しく動かしていました。程なく、よっちゃんはいつものようにフィニッシュしてしまいました。そして、純くんは純くんの手を拭き、よっちゃんはよっちゃんのあそこを拭いて、よっちゃんのそれが俯いたところで手早く第2段階を終えました。
スイムショーツを穿きながら、よっちゃんは言いました。
「ごめんね、嫌だった、よね?」
「ううん、大丈夫だよ・・・・」
純くんも何となく照れてしまいましたが、よっちゃんが恥ずかしそうにしているのを見るのが楽しかった自分もいるのに気付いていました。純くんはウブなので、風俗なんてものもあまりよくは知りませんが、それでも、お金を払って女の子にそう言うことをしてもらうお店があるといことは知っていました。誰もいない更衣室で、男の子と二人っきりでその子を手で行かせてあげるなんて、まさに風俗だと思う反面、ここに至るまでの成り行きはとても自然で、嫌らしいことをしてるという感覚はありませんでした。それは、DSSではまず生活説明会で、芦原美樹ちゃんがみんなの前で「されちゃった」のを目撃したり、初めての体育の授業の前には、先輩総出で「世話」してもらったりと言うことの積み重ねがあったからかも知れません。

その週末、純くんとよっちゃんは翔くんのお見舞いに行きました。二人とも、ジーンズにスニーカーという出で立ちでした。ひとりだったら、純くんはスカートを穿いて来たかも知れませんが、よっちゃんと一緒なので、そっちの方向に合わせたのです。男装のよっちゃんはなかなか素敵でした。正直、格好いいと思いました。頬が火照ります。翔くんは、腎臓病の気があるらしく、もう少し入院するというのです。授業のノートなどをみんなで交代で届けてあげることなどを約束して家に帰りました。



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したわ、「ぽちっ」とするわ♪



DSS 高1 - 第6話(10)

翔くんがしばらく学校に来ないと言うことは、次の水泳の授業もよっちゃんと二人きりだということです。でも、一度済んだことだし、既成事実があると戸惑いもなくなってしまいました。ただ、その日は純くんが授業前にバタバタすることがあって、少し遅れて更衣室に着きました。よっちゃんは、もう支度を始めていますが、相変わらず苦手というか、純くんが来ないので不安そうに「待って」いたという方が良いのかも知れません。
「あ、よっちゃん、待ってね、すぐ・・・」
純くんは、お洋服を脱いで全裸になって、自分の処理を始めようとしましたが、その時純くんの携帯電話のアラームが鳴りました。体育の授業の時は、支度に手間がかかるので、開始7分前には「予鈴」を鳴らしているのです。それを聞いて純くんは焦りました。そして、(先に、よっちゃんを作っちゃおう!)と考えて、全裸のままで、よっちゃんの右足の内側に座りました。
「予鈴が鳴っちゃったから、先にしてあげるね」
よっちゃんは、純くんが裸で身を寄せてきたせいか、その瞬間に上を向いてしまいました。
「あ、ご、ごめん」
よっちゃんは、真っ赤になって言いました。
「ううん、大丈夫大丈夫!」
純くんも顔を赤くしながら、健気な言葉をかけてあげています。そして、共同作業で第1段階が終わったところで、純くんは迷わずよっちゃんの「ご子息」に手を添えました。(早く作ってあげないと!)と思うが故の行動です。よっちゃんは、右腕と右足で純くんを自分の方に抱き寄せました。ふたりの素肌と素肌が触れ合いました。二人とも、お互いの裸体を朱に染めて肌を寄せ合っている格好です。純くんも少しどきっとしてしまいましたが、すぐによっちゃんが終わってしまったので、さっと第2段階を終わらせて仕上げのテープも貼ってあげました。
「純・・・」
その時、よっちゃんが言いました。
「なぁに?」
純くんは言いました。
「純のも上向いてるよ」
言われてみると、確かに純くんの「坊や」はしっかり上を向いていました。
(え゙?え゙?どうして上向いてるわけ?)
純くんは焦りました。身体がかあっと熱くなりました。そして、次の瞬間よっちゃんの左手が純くんをつまみました。
(あっ!)
よっちゃんの右半身に抱きしめられて、純くんは脚をぎゅっと内股にして、恥じらいました。でも、ほんの数往復でよっちゃんの手の中に「お出しして」しまいました。
「ああ、ああ〜ん」
純くんは、よっちゃんの肩に顔を埋めてくぐもった声を出しました。よっちゃんは、ご子息がまた暴れ出しそうでしたが、しっかりと押さえられていたので何とかなりました。
「よかった。これでおあいこだね」
よっちゃんは気楽なことを言いますね。でも、そうかも知れないなんて思いながら、純くんは手早く「簡単バージョン」で処理を済ませて二人してギリギリで授業に間に合ったのでした。

DSSのスカートの制服で暑い夏を乗り切れそうな高校生活1年目。その制服の下には、スクール水着の日焼けの後がくっきりと残っています。翔くんは相変わらず入院しています。純くんやよっちゃん、そして榊原千夏ちゃんや小林美恵ちゃんなどが交代で授業のノートを届けてあげていました。翔くんのお母さんも純くんが可愛いのに夢中のようです。
「まあ、うちの子よりもまだ女の子みたいな子が居るのねえ!」
純くんは、何だか最近顔の表情も柔和になってきたらしく、DSSの制服を着ていれば間違いなく女の子と思われてしまうようです。

1学期も終わりに近づき、今日は最後の体育=水泳の授業だという日、純くんはお友達とおしゃべりに夢中になっていて、階段で転んで左手首を痛めてしまいました。指は動かせるので、大事には至っていないようですが、手首は可成り痛みます。
「これは、ねんざかな?」
黒木先生は、取りあえず湿布をしてくれました。そして、水泳の授業は見学と言うことになりました。
暑い昼下がり、5時限目に折角水泳の授業があるのに水に入れないのは辛いものがあります。でも、ねんざのしたてでは仕方ありません。でも、純くんはそうするとよっちゃんがひとりで「処理」しないといけないと言うことに気付いたので、お昼ご飯を食べた後、いつものように更衣室に行ってよっちゃんを助けてあげようと思いました。
「きょうは見学だけど、あれ、手伝ってあげるからね」
純くんがそう言うとよっちゃんはありがとうと言いました。そして、二人で更衣室に向かいました。(今日は、スクール水着でもないし、ましてや裸でもなくて、制服着てるままだから恥ずかしくないよね?)なんて純くんは思っていましたが、よっちゃんの気分はまったく逆でした。だって、純くんの制服姿はとてもチャーミングで可愛くて、その子が「処理」を手伝ってくれると思うと、もう服を脱ぐ前からあそこが元気になって来たのです。よっちゃんは、そこで着替える前に男子トイレに入り、個室でなんと自分で第1段階と第2段階の間の「あの作業(?)」を自分でしてしまったのです。もう、たまらなかったと言うこともあるのですが、こうしたらもしかするとスムーズに第2段階に入れるかも知れないと思ったのです。
そして、よっちゃんは「すっきり」して更衣室に戻って来ました。純くんは、いつものラーゲに入ってよっちゃんのあそこの処理を始めました。
でも、純くんは左手首を軽くねんざしていたのです。左手を思うように使えません。ぎこちない動きが刺激したのか、はたまた制服を着た純くんの可憐な姿のせいなのか、よっちゃんのそれはあっという間にいつものようになってしまいました。純くんは悪びれもせずに、第2段階前準備作業に入りました。今日は制服を着ているので、純くん自身はあまり恥ずかしく感じません。よっちゃんもそうなのかな?と純くんは思いました。なぜって、よっちゃんはいつもだったら純くんが手を触れてあげたら10秒もしないうちに終わってしまうのに、今日はずっと長くかかっているからです。本当は、その少し前に出してしまったからなんですけどね。
よっちゃんは、目を閉じてうっとりとしているように見えます。頬を赤らめて、長い睫毛の目をぴったり閉じて、恥ずかしそうに、でも純くんをしっかりと腕と脚で抱き寄せています。純くんは、よっちゃんのそういう様子が可愛らしく感じられるのです。気持ちが女の子に近づいているのでしょうか?純くん自身は良くわかりません。よっちゃんは純くんにとっては、日頃は一緒にスカート穿いて暮らしていますけど、女の子ではなくて、ナイスで美形な男の子なのは確かです。
よっちゃんは、今日に限ってなかなか終わってくれません。息づかいは荒くなっているのですが、お出ましにならないのです。
「よっちゃん、頑張って!」
なにをどう頑張れと言うのか良くわかりませんけど、時間がだんだんなくなってきているのは確かです。すると、純くんの携帯電話の「予鈴」が鳴りました。
(あ、まずいかも・・・・・)

そもそも、股間の処理なんて、難しいのは第1段階だけなのです。第1段階が終わって上を向いていたのなら、そのままひとりにしておけば良いのです。むしろ、人がそばにいるからなおさら恥ずかしくて元気になったりするのです。純くんはそこまで冷静に考えることができなかったか、そこまで知り尽くしていないと言うべきか、でも、親切に「別の処理」までしてあげられるのは、よっちゃんが純くんのお気に入りのお友達であるからかも知れません。街で見かけるような高校生なんかだったら、ゼッタイ嫌だけど、よっちゃんの「お世話」だったらしてもいい感じがしているのですが、純くん自身はそう言う自覚はありません。
「予鈴」を聞いて、純くんにもよっちゃんにも焦りが生まれました。そして、純くんの取った行動は、純くん自身が自覚していない、純くんの心理を表していました。
純くんが、自分でオナニーをするときに責めるポイントが、実は乳首なのです。純くんは、右手は使用中で左手は痛いので、それによっちゃんの右半身に抱きしめられて動きにくいこともあったので、よっちゃんの右の乳首をぺろぺろっと舌でくすぐってみました。すると、効果はテキメンでした。
「あっ、ああっ!はあっ!」
よっちゃんの腕に力がぐっと込められて、純くんは制服を着たまま、裸のよっちゃんに抱きしめられました。そして、よっちゃんは左腕も使って純くんを「正しく」抱きしめると、勢いよくフィニッシュしたのです。飛び散ったものが純くんの膝にかかりました。
「純〜」
よっちゃんは感極まっています。
「あ、ほ、ほら、次やらないと・・・・」
純くんはなにやら慌ててしまいました。そして、何とか無事に水着を着込んだよっちゃんと肩を並べて、制服姿の純くんは裸足にビーチサンダルを履いてプールへの通路を急いだのでした。

そして、夏休みが始まったのでした。

(第6話 おしまい)


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したわ、「ぽちっ」とするわ♪

DSS 高1 - 第5話(1)

純くんがDSSに入学してから2ヶ月が経ちました。純くんは男子寮にはいることもなく、毎日元気にスカートで通学しています。特に、DSSホリデイと呼ばれるGW後のDSS独自の連休(その代わりGWは授業があるのですよ)以降は、成瀬家の次女になってしまって、その可愛らしさに磨きをかけています。純くん自身、「可愛くなりたい!」そして「可愛くなれる!」と思うようになりました。
さて、6月を迎えると衣替えがあります。DSSの制服も、それまでのキャメル色のブレザーはクローゼットにしまうことになります。ベストを着るか、ブラウスのままで通学して良いことになります。このところ、暑い日が続いていたので、DSSの生徒さんたちは皆喜んで軽装で通学しています。今日も、純くんはトップは白いブラウスに紺系統のリボンを付けて、夏物のブルー系のチェックのDSS特注の巻きスカートをはいて、紺色のクルーソックスに黒のスリップオンで学校にやって来ました。トップは、昨日まではベストを着ていたのですが、今日は暑くなりそうだという予報なので、ブラウスだけで登校しました。夏のブラウスは、白か薄いブルーかどちらかを選ぶことが出来ます。純くんは取りあえず白のブラウスで着ました。と言うか、ブルーのブラウスはまだ持っていなかったのです。
「純子ちゃん、おはよ!」
手島美紀ちゃんの明るい声が聞こえます。純くんが振り向くと、美紀ちゃんは純くんの背中を優しく撫でて言いました。
「キャミの線がばっちり出てるよ〜」
「え?」
純くんはハッとしました。(そうだ、下着の線が出るんだ!)・・・・・
「このキャミソール白でしょ?」
横から圭子ちゃんが言いました。
「う、うん・・・」
純くんは、またもや顔を真っ赤にしています。
「純子可愛い!すぐ、真っ赤になるんだもん!」
美紀ちゃんがからかいます。そして言いました。
「下着の線が気になるんだったら、下着をベージュとかブラウンにするとか、ブラウスをブルーにすればいいよ!」
「ほら、わたしも今日のブラはベージュよ!」
そう言って、圭子ちゃんがブラウスの襟を寄せて、ブラのストラップを見せてくれたりします。色っぽい仕草です。純くんはすこしどきっとしました。
「きゃぁ〜、圭子お嬢様、色っぽうございますわ」
このおちゃらけは美音ちゃんですね、顔を見なくてもわかります。
始業前のひとときを楽しく過ごしていると、伊東先生が現れました。朝のホームルームです。

「おはようございます!」
「おはようございま〜す!」
見ると、伊東先生は暑いのになぜか、ぱりっとしたスーツを着ています。色は明るいベージュですが、生地は少し厚めな感じです。白いブラウスの大きな襟を出して、格好よく着こなしています。茶色のハイヒールを履いた脚も、綺麗です。
「わあ〜、先生綺麗〜」
「どうしたんですかぁ〜」
さすがに女の子のクラスですね。まずはそのいつもと違うファッションに着いての質問が出ました。
「今日はね、実は、急なことなんだけど、名誉理事長、すなわちダイアナ・スマイルズ女史が来校されるの」
「あ!そうかぁ!」
「メールまわってきたでしょ?」
「可能性がある、とか書いてありましたけど」
「断定はされていませんでした」
と、秀才ばかりのDSSは小理屈も多いのですが、
「それが急だったってことなの。」
と、伊東先生も平然と受け流します。
「それで、まだ学校にはお着きなっていらっしゃいませんが、到着されたら授業を中断して講堂に集合と言うことになりますから、その時は迅速に行動して下さいね!」
「は〜い!」
と、みんな、とても良い返事をしました。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第5話(2)

純くんたちがダイアナ・スマイルズ女史と会ったのは、皆、入試の面接試験の時です。それ以来、女史は来日していません。今日が、新年度の初来日です。面接試験が学科試験の前にありました。これは、ダイアナ面接と呼ばれ、毎年学科試験の前に行われ、主にDSSの建学の主旨について説明を受けそれに関する理解を問われます。この面接はすべて英語で行われます。それから全員学科試験を受けて、学科合格者だけがいわゆる日本語面接を受けて、最終的に入学者が決まるのです。DSSの進学率が素晴らしいので、毎年沢山の受験生が訪れるのですが、1学年100名を超えないことと言うスマイルズ女史の厳命があるため、倍率は毎年20倍を超えています。
このダイアナ面接で、男子は「可愛い子」が選ばれるのだという、心ない噂があるのは以前に書きましたが、その真偽のほどは定かではありません。でも、可愛いだけでは入って来れないと関係者は言います。また、勉学が追いつかないと、容赦なく落第になります。その受け皿として別の学校を用意しているほどですので、スマイルズ女史の考えの基本は、真の公正な視点を持ったエリートの養成なのでしょう。そう言うことにしておくのが大人というものです。
さて、11時頃に校内の様子が慌ただしくなりました。そして、校内アナウンスが流れ、全員が講堂に集合することになりました。渡り廊下を通って行けば、講堂には上履きのまま上がることが出来ます。そのため、渡り廊下は、屋根、壁、窓が付いたものになっています。300名足らずではありますが、全校生徒がこの閉じられた渡り廊下を通って講堂になだれ込みました。こんなに人がいたのかしら?と思うくらいでしたが、整然としていて特に混乱がなかったのはさすがDSSと言うところでしょうか。何しろ、渡り廊下は右側通行に決められているので、どんなに大勢が歩いていても、左側はすっきり空いているのです。大人には真似できません。
講堂には、朝礼の時と同じようにパイプ椅子が並べられています。大きな島が縦長に3つあります。1年生は左です。A組、B組、C組の順番に並びますが、月が変わるごとに前が入れ替わります。純くんのA組は4月がいちばん前で、5月はいちばん後ろでした。そして6月に入ったので真ん中に並ぶことになります。伊東先生が、A組の1番の位置に立っています。
「美音ちゃん、ここよ!」
A組の1番は淡口美音ちゃんです。いつも美音ちゃんが基準になるので、美音ちゃんはいちばん早く到着しなければなりません。美音ちゃんは、「なんか、損してる〜」といつもこぼしています。みんなからは、「早く結婚して苗字変えなよ」とか言われていじられています (^m^) そして、美音ちゃんが座ると、(1列10名だから私はあそこ!)とみんなパッと自分の場所を特定して座ります。美音ちゃんの真後ろには11番の翔くんが座ります。純くんはその翔くんの右後ろで、純くんの左隣には美紀ちゃん(21番)、右隣には圭子ちゃん(23番)がいるのです。そして、純くんの前にいるのはクラス委員の「ひまわり娘」こと榊原千夏ちゃんです。ぎゅうぎゅう詰めではないので、列と列の間に十分な移動スペースがあるので、皆がすぐに自席に座ることが出来るのです。飛行機のファーストクラスのようなものでしょうか。普通の学校のパイプ椅子の並べ方だと2列並べてしまいそうな間隔に1列が入っているのです。
校長先生が壇上に上がり、ダイアナ・スマイルズ女史が来校されましたと告げ、ダイアナ・スマイルズ女史が登壇すると、皆拍手で迎えました。60才ぐらいの筈ですが、まだまだ若々しい印象を受けます。通訳には誰が立つのかな?と思っていたら誰も立ちません。女史はそのままEnglishでお話しされて、あっという間に降壇していきました。何ということでしょう!
女史が通訳なしで話し始めた時点で、(わたしたちが自分で聞いて理解しないといけないんだ!)とみんな察したので、みんな一生懸命聞き耳を立てて聞いていました。そして、女史が降壇した後、少し間があって、それから英語の主任である鵜飼京子先生が壇上にあがり、今の女史のお話を要約してくれました。
「1年生の皆さんは驚かれたかも知れませんが、名誉理事長が来校されると、いつもこのようにしてまず英語でお話しされるのです」
(だったら先に教えてよ〜!)
1年生のみんなは内心大ブーイングでした。まあ、女史もゆっくりと、簡潔にお話ししてくれていたわけですが・・・・・そして、鵜飼先生が女史の言葉として伝えたのは、すでに何度も聴いて知っている建学の精神について、そして、今年もこうして来校できたことを喜んでいること1年生の皆さんの顔付きを見て、皆さんがとても優秀だと言うことがわかりますというリップサービスなどでしたが、最後に今年だけのスペシャルなことがありますと言うのです。
「今年の新入生の皆さんには、わたしは特に強い思い入れを持っています。わたしがここ日本でDSSを設立した年、日本の世間の非難との戦いの始まりの年でもあった2015年に皆さんは生まれたのです。皆さんは、DSS Japanの歴史と共に今日まで生きてきたのです。その皆さんと今日ここでお会いできて私はとても幸せです。どうか皆さんの学園生活が、楽しく有意義なものになりますように!アーメン!」
と言うことでした。
(へぇ〜、そうだったんだね〜)
(知らなかったね〜)
(て言うか、気付かなかったよね)
(そうそう、学校の年表をじっくり見てたらわかってた筈だよね)
(わたしたちって、すごいの?)
(そうかも〜)
そんな会話が小声で交わされています。やっぱり、こういうときの私語は、若いんだし仕方ないですね。それにしても、純くんたちの学年が、丁度DSS Japanと同い年にあたると言うのは新学期が始まって以来誰も言わなかったのです。これって、先生たちも誰も気付いてなかったんじゃ・・・・・? (^^;)



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第5話(3)

純くんたちがもっと驚いたのは、5時限目に全校の男子生徒だけが理事長室に呼ばれたことです。これは、実は女史が来校したときにはいつもこうだと言うことです。もちろんほんの15分ぐらいのことだったのですが、全校の男子17名が呼ばれたのです。
最初女史は2年生と3年生を見渡して、
「そう、皆さんがここに残って下さったのね?」
と満足げに(英語で)言いました。もちろん通訳はありません。3年生の池原先輩が、
「はい、3年生も2年生も4人ずつです。」
と(英語で)答えました。(すごい〜)、と1年生は思いました。
「そして、今年のあなた達、学校は楽しいかしら?」
女史は1年生に向かって言いました。
「・・・・・・・(な、何か言わないと、答えないと!)」
みんなそう思いながら、周囲をきょろきょろ見回しています。純くんはそこで思い切って言いました。
「Yes,I do」
女史は満面に笑みを浮かべて純くんの方を見て言いました。
「Wonderful!」
あとは、通訳が入りました。
「この学校はとても変わったことを皆さんに強いていますが、これを通して女性の感じ方を知って頂きたいのです。女性の感じ方というものに対して鈍感な男性が多すぎるのです。公平で公正な社会を作ろうと思ったら、もっと女性のことを理解できる人材が必要なのです。皆さんが、ここでしか出来ない体験を通してしっかりと女性の気持ちを理解できる人になって、社会に出て活躍されることをわたしは望みます。だから、男子生徒の皆さんには、特別に期待しているのです。頑張ってね!」
と言う言葉がありました。

女史は、それからいくつかの会議をこなして慌ただしく帰国していきました。その会議では、系列のDSC「ダイアナ・スマイルズ・カレッジ」にこれからもっと力を入れると言う方針が伝えられました。カレッジと一定はいますが、今ではもう単科大学ではないのでユニバーシティという方が良いのかも知れませんが、名称はスタートの時のままです。さて、現在はDSSから日本の有名大学に多数進学するというところに評価が定着しているけれど、こからすこしずつ方向転換をして、その優秀なDSSの生徒がこぞって進学するDSCを日本のトップレベルの大学にするつもりであると女史は考えているのでした。「DSCを東大を超える大学にするわよ!」と、会議で燃えちゃってたんだそうです。すごい志ではありますね・・・・・

そして、女史は会議の合間に精力的に各教室を覗いてまわり、生徒たちともダイレクトにお話しをしてまわりました。純くんも、声をかけられて、美紀ちゃんや圭子ちゃんと一緒にひとときお話しをして、prettyとか言って褒められて気をよくしたりしていました。そして、女史とのこういう交流を経た後、生徒たちは女史のことを「ダイアナ」と名前で呼ぶようになるのでした。直接話すときはMs.Smilesと呼びかけなければならないのですけどね。Mrs.だと叱られるのです。Ms.なのです。

「ダイアナ、帰っちゃったね〜」
「なんかすっごく元気だったね、ダイアナって!」
「お話し、もっとしたかったな〜、ダイアナと」
「楽しかったよね〜」
生徒たちはそんなことを話しながら、ダイアナの起こしたつむじ風を結構懐かしんでいるのでした。

そして、鬱陶しい梅雨が始まりました。


FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第5話(4)

異常気象はもう毎年のことです。異常気象がなかったら、「今年はどうしたんだろ?」と人が不思議がるくらい、異常気象が普通になってしまっていますよね。2031年の梅雨は、もちろん雨が降るのですが、それだけではなくとても気温が低いのが特徴です。もっと正確に言うと、じめじめとした蒸し暑い日の間に、時々猛烈に寒い日があるのです。気温が冬のように低くなるわけではありませんが、寒暖の差が10℃を超えたりすると、体調を崩す人だって出てきます。
6月のある日、ダイアナのことをみんながそろそろ忘れ始めた頃、とても、とぉ〜〜っても寒い日がありました。
夏になると純くんたち男子生徒は、スカートなので涼しくていいや♪と、スカート生活の美味しいところを経験します。そう、DSSに入学した男の子たちが「結構いいじゃん♪」と嬉しくなるのが夏の暑い日に涼しいミニスカートで過ごせることなのです。中学校までは黒い長ズボンだったんですから、大違いですよね。でも、この日はちょっと勝手が違いました。寒くて寒くて凍えそうなのです。服装はもう完全な夏モードで、キャミソールに半袖ブラウス、ショーツに薄地のミニの巻きスカート、足下はクルーソックスと言う組み合わせでみんな登校しているのですが、前日との温度差が10℃を超えてしまって、体感温度がとても寒くなりました。女の子たちも朝から震えています。ひとりが、1時限目が終わった後、ダンスの授業用のタイツを出してきて穿くと、ロッカーに手持ちのある子は皆タイツを穿き始めました。きょ、教室でね・・・・(^^;) 中には、半袖のレオタードを着込む子もいます。これはさすがにトイレで着替えてきたようです (^o^)
純くんたちのクラスは、その日は体育の授業がなかったのです。よっちゃんは男子更衣室のロッカーにストックを持っていたので、2時限目が終わった後それを穿いてきました。少し恥ずかしそうですが、「あ〜、暖かい〜」と、しんみりしています。翔くんと、純くんもどうしようかと思案した結果、次の休み時間に購買部にパンスト買いに行こうと言うことになりました。美紀ちゃんも、タイツの手持ちがなかったので一緒に行って買おうねと言いました。(美紀ちゃんと一緒にパンスト買うなんて・・・・・)と、純くんは少しドキドキしました。
パンストというのは20世紀から続く大人の女性の靴下の定番です。一時、女性のパンスト離れが進みましたが、しばらく前のことですが若者や女性に影響力の強い女性タレント数名が、CMで『女ならパンストでしょ?』と呼びかけてから、一気にみんながパンストを穿き出したのです。なんと単純なのでしょうか。繊維も丈夫になって、安いものでも伝線しにくくなっているので、おませな女子高校生の中には、制服にスキニーベージュのパンストなどを合わせてお洒落をしている子もいます。
さて、授業が終わって購買部に行こうとしたら、純くんは職員室に用事が出来たので、みんなと別行動になりました。翔くんや、美紀ちゃんが購買部にパンストを買いに行くのを横目に見ながら、純くんは職員室に向かいました。伊東先生からお母さん宛ての書類を受け取らなければならなかったのです。これは、学年末に行う3年生の着物の着付けの授業への協力依頼なのです。純くんのお母さんは美容室経営者ですものね、あり得る話です。
「はい、純くん、これお母さんに間違いなく渡してね」
「はい、かしこまりました」
ずいぶん丁寧に答える純くんですが、今日の寒さのせいで鼻声になっています。
「寒いわね。純くん、風邪引いたんじゃない?」
「はい。寒いからみんなでパンスト買いに購買部まで行こうねって言ってたところだったんです」
「そうね、無理しないで暖かくした方が良いわよ、今日みたいな日は」
「手持ちのあった子なんか、ダンス用のタイツ出してきて穿いてますよ」
「あ!それ良いかもね。アレだったら暖かいわよ!」
伊東先生と、なんだか女同士のような会話をして職員室をでました。出たところで、純くんは大きなくしゃみをしました。1つ、もう1つ、そしてまた1つ・・・・・その音を通りがかった黒木先生に聞かれてしまいました。
「あら、純くん、風邪引いたのね?」
黒木先生は心配そうな顔をしています。近寄ってきて、純の額に手を当てました。
「熱っぽくはないかな?でも、・・・寒いでしょ?特に慣れないスカートで、お天気が変わるのはきっと大変ね?」
「あ、はい・・・」
「毎年、梅雨頃に風邪を引く子も居るのよ、男子では。多分スカートが原因でね」
「あ、そうかも知れませんね」
「ね、純くん、ちょっとこっちへいらっしゃい!」
黒木先生はそう言って、純くんの腕を取って保健室まで引っ張っていきました。拉致されたと言っても良いかも知れません。保健室で、黒木先生は純くんを奥の長いすに座らせると、自分のバッグをごそごそして何かを持って純くんのところへやって来ました。先生は、その包みを開けて中身を出すと純くんに言いました。
「純くん、ソックス脱いで!これ穿きましょ!暖かいわよ、パンスト!」
そう。先生が自分のバッグから出したのは、先生手持ちのパンストだったのです。パッケージには「大満足」と書かれてあります。お魚のフグのダサい絵の下にFUGUSEKEと銘柄が書かれています。
「これはね、20世紀から続いているパンストの名品の末裔なのよ!」
純くんがもじもじしていると、先生は純くんの脚を持って両方の脚からソックスを剥ぎ取っちゃいました。その瞬間、純くんはまたくしゃみをしてしまいました。
「あら、大変!早く穿き替えないと!」
先生はパンストを手でくるくると巻いてから、純くんに言いました。
「純くん、今までパンストとか自分で穿いたことある?」
「・・・・・い、いいえ・・・・・」
本当は、中学校の文化祭で女の子のタイツを穿いたことはあるのですが、ちょっとパンストとは違う感じがしました。



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第5話(5)

「そう、わかったわ!」
先生はそう言うと、パンストをつま先までまるめて、純の足下に持ってきて言いました。
「はい、ここにつま先入れて!ダンスの授業でやるみたいに足の指を揃えてまぁるくして!」
純くんは言われた通りにしました。先生は純くんのつま先にパンストをかぶせて、つま先の補強部を綺麗に指の形に合わせました。そして、もう片方をくるくると巻いて、
「はい!こっちも!」
と言いました。純くんは同じようにしました、そして先生はパンストを純くんのつま先にかぶせ、つま先あわせて、ゆっくりと上げ始めました。
「はい、上げにくいからお膝あわせてね」
純くんは膝をあわせて先生のなすがままです。パンストが引き上げられていきます。生まれて初めての感触です。純くんは何だか不思議な感じでしたが、だんだんその肌触りが気持ちよく思えてきました。そしてパンストが膝まで上がったところで先生は言いました。
「はい、立って!」
そして、先生はパンストを純くん太股のところまで上げました。
「はい、スカート上げて!恥ずかしい?すぐに済むからね、それに、わたしたち女の子同士よ!」
黒木先生から、『わたしたち女の子同士よ!』と言われることに関して、異議がないとは言えない気がしたのですが、純くんは逆らえなくて、先生の言うがままにスカートを上げました。今日のショーツは、白地にブルーっぽいチェックに赤いリボンの付いたプリントショーツです。
「あら!可愛いの穿いてるのね!」
「・・・・・」
純くんは、赤くなって黙っています。
「これ、純くんのお気に入りのショーツなのかな?」
「・・・・・」
純くんは、俯いたままです。
「そうなのね!うふふ、可〜愛い!」
黒木先生はそう言って、勝手に決めつけて純くんをからかいながら、パンストを純くんの腰の高さにまで上げました。そして、純くんに手を下ろさせると、今度は純くんの穿いていたスカートのウエストに手を回して、ホックを外して、それから安全ピンもあっという間に外してスカートを下ろしてしまいました。
「あっ!」
純くんは思わず内股になって前を隠すポーズを取りました。
「あ、びっくりした?ゴメンね、パンストを腰まで上げないと却って寒いのよ」
先生はそう言うと、パンストを純くんのおへその位置にまでぐいぐいっと上げました。その刺激が純くんの小さなペニスに伝わり、純くんはまた内股になってしまいました。黒木先生は、その時純くんのペニスが明らかに上を向いているのを見ましたが、そんなことなにもなかったかのように、純くんの足下から太股にかけて、両手でパンストを馴染ませてくれました。先生の手が二本の脚の合わさるところのすぐ近くまで来たとき、純くんは思わず悲鳴を上げそうになりましたが、内股になってよく堪えました。せんせいの小指の先がかすかに純くんの、ショーツとパンストに押さえられて喘いでいるペニスの先に触れたのでした。それからパンストの上にキャミソールの裾を下ろし、ブラウスの裾を整えてから、その上に綺麗にスカートをはかせてくれました。純くんは、恥ずかしくて死にそうでした。
「はい、これでソックス穿いて!時間ないわよ、授業はじまっちゃうよ!」
そう言われて純くんは慌ててソックスを穿いて、保健室を出ました。保健室を出る前に、黒木先生は言いました。
「あのさ、そのパンストは、わたしの自前のを上げたんだけど、それって特別扱いみたいに思われるといけないから、自分で買って自分で穿いたって言ってね!」
「はい」
と、純くんは返事をして教室へと急ぎました。どうやら時間ギリギリに教室につくことが出来ました。純くんの席はいちばん後ろの列で隣は美紀ちゃんです。そう、隣り合わせの組み合わせはそのままにして、席替えをしたのです。横に3組6名が並び、それが5列で30名で、余った2人が6列目になるのですが、その6列目が純くんと美紀ちゃんでした。
純くんが席について教科書なんかを出してバタバタしていると、美紀ちゃんが囁きました。
「じゅ・ん・こ!」
そして、美紀ちゃんは純くんの太股をさっと撫でたのです。下から上へ。
「(ひっ!)」
純くんはやっとの事で声を出すのを堪えました。
「ちゃんと穿いてきたのね」
美紀ちゃんは言いました。パンストのことを言っているのです。
「あ、あの、ギリギリで」
「みたいね、わたしも、ほら!」
美紀ちゃんは純くんの手を取ると、自分の太股を撫でさせました。美紀ちゃんの太股を包むパンストの感触が純くんの手に伝わりました。美紀ちゃんの太股は、触ってみると見た目よりもふくよかな感じがしました。純くんはなんだかもうぼうーっとしてしまいました。美紀ちゃんは悪戯っぽく笑っています。美紀ちゃんって、結構大胆なのかしらん?それとも、純くんのことを男の子と思っていないのでしょうか?



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第5話(6)

その日は、一日中薄曇りで、雨は降らなかったものの涼しすぎる風が一日中吹き抜けて、冷えて風邪を引いた人も大勢いるようです。授業を終えて、帰り支度をしていると、美紀ちゃんが言いました。
「今日はパンスト買いに行って正解だったね!」
「うん、暖かいんだね見た目よりも」
「あ、初めてだったの?パンスト?」
「そ、そりゃ、初めてだよぉ・・・」
初めてでなかったらちょっと・・・・ね?
「それもそうだよね」
と、美紀ちゃんも楽しそうに笑いました。美紀ちゃんの笑顔は、純くんも大好きです。美紀ちゃんの笑顔を見ていると、何だかとても幸せな気持ちになれるのです。そんなとき、純くんもとてもいい微笑みを浮かべているのですけど、そう言うことは本人だけは気付かないんですよね。
「純子って笑顔が良いね!」
美紀ちゃんが少し頬を赤らめて言いました。
「え、み、美紀ちゃんも笑顔が素敵だよ。」
「ホントに!」
「うん」
「嬉しい〜!」
美紀ちゃん、どうしちゃったんでしょう?いつもフレンドリーですけど、今日は飛びきりフレンドリーです。理由は何故だかわかりませんけど、美紀ちゃんは終始にこにこしながら、ダンス部の練習に行ってしまいました。純くんは理由がわからないままに、嬉しくなりました。
実を言うと、純くんが職員室に用事が出来たので、翔くんと美紀ちゃん、それから他の何人かで購買部にパンストを買いに行ったときのことですが、美紀ちゃんが純くんが別行動になってしまったので、つまらなそうに見えたのです。それで、翔くんが言っちゃったんですね。
「純くんね、美紀ちゃんの笑顔が大好きだって言ってたよ!」
これは本当のことなのです。翔くんと純くんが二人で話していたとき、翔君の隣の番号のひまわり娘千夏ちゃんが翔くんをお気に入りみたいに見えると純くんが言ったら、翔君も純くんと美紀ちゃんのことを言ったのです。そこで、「好きなの?」、「そっちこそ!」な〜んて話になって、その時純くんは「好きとかそんな話じゃないけど、美紀ちゃんの笑顔って素敵だよね。ぼくはあの子の笑顔は好きだよ〜」と言ったのです。もちろん翔くんだって「ぼくも千夏ちゃんの笑顔、大好きなんだ〜」って、言ったんですけどね。翔くんは、純くんと離れて美紀ちゃんが寂しそうに見えたので、つい口を滑らせてしまったのでした。それを聞いたとき、美紀ちゃんは顔を真っ赤にしながら「それホント?」と言って、翔くんに確認していたのでした。美紀ちゃんのご機嫌の理由はそこにあったのですが、純くんはそんなこと知るよしもありません。そして、それよりももっとすごいことが起ころうとしていたのです。

美紀ちゃんの飛びきりの笑顔を見せてもらって、幸せでほくほくしながら純くんは家路を急ぎました。最近は、帰り道でスクールバスに乗ることはほとんどありません。お友達とおしゃべりしたり、男子寮に寄ったりで忙しいのです。今日も、美紀ちゃんとのおしゃべりや、その後のよっちゃんとのおしゃべりでバスはとっくの昔に行ってしまいました。
よっちゃんは、午前中にダンスのタイツを穿いてから、ずっと今までタイツを穿いて過ごしていました。紺のクルーソックスと、ミニスカートの間に、タイツの薄いピンク色が何だかナイスな取り合わせです。
「そのファッション、結構いけてない?」
純くんが言うと、
「ちょっと恥ずかしいよ。暖かくて今日は助かったけど・・・・・」
よっちゃんはそれだけ行って口ごもりました。純くんにはピンと来るものがあったので少し探ってみました。
「恵ちゃんも同じファッションだったよね」
恵ちゃんというのは、ダンスで4人組を作るときによっちゃんが一緒になる女の子です。どうも、よっちゃんはその恵ちゃんのことが好きみたいなんですね。
「・・・一緒だったよね・・・・・」
よっちゃんは、なんだか神妙な顔付きになっています。純くんはちょっと慌ててしまいました。
「ど、どうしちゃったのさ、よっちゃん?」
「うん・・・・・なんだかね、・・・・・情けなくって」
「情けないって、な、何がさ?」
「好きな子がいるのに、ぼくはその子と同じ衣装来て、同じ振り付けで踊って、教室ではスカート穿いて、寒いからってダンスのタイツ穿いたら、それも同じで、『同じね♪』なんて言われてさ・・・・・」
よっちゃんは、少し涙ぐんでいるのかも知れません。俯いているからわからなかったのですが・・・・・
「ぼく、DSS辞めて河南院高校に行くかも知れないよ」
「スカートが嫌なの?」
「それもあるけど・・・・・め、恵ちゃん・・・・・」
それだけ言うと、よっちゃんは赤くなって黙ってしまいました。(好きな女の子の前で、男の子でいることが出来ないのは、辛いよね・・・・・)純くんも、何となく、よっちゃんの気持ちがわかった気がしました。純くんは、男子寮までの途中にある公園のベンチで、なんとかよっちゃんを慰めようといろんな言葉をかけました。あんまりヒットしなかったみたいですが、気持ちは通じたらしく、別れ際によっちゃんが言いました。
「純子ぉ、お前もいい奴だなぁ・・・・俺、お前のことも好きだよ」
「え゙?」
「冗談冗談!」
「もうっ!」
よっちゃんは笑いながら寮の中に消えていったと思ったら、また戻ってきて言いました。
「さっきのこと、内緒だからね!」
「うん、誰にもしゃべらないから!」
そして、純くんは駅に向かって歩いたのでした。



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪

DSS 高1 - 第5話(7)

帰りが遅くなることは結構あります。でも、成瀬家では、遅くなって叱られることはあまりありません。お母さんの方がもっと遅いからです。いつも決まった電車で登下校なんて、ちょっとつまらないんじゃないかと純くんは思っています。でも、今までは、便はまちまちでも、必ず県庁前駅始発の電車に乗って帰っていました。座れるんですから。でも、今日は、よっちゃんのお話を聞いてあげるのに時間がかかってしまったので(だって、早じまいの部活の子の方が先に帰って行ったんですからね)、ちょっと純くんも焦っていたのかも知れません。別に叱られるような時間だったのではありません。やっぱり、早く家に帰って祐子お姉さんとおしゃべりとかしたいからなんですね。美紀ちゃんが、飛びきりの笑顔を見せてくれてほんわかとしても、今のところ、純くんはやっぱりお姉さんがいちばんなんです。やっぱり、今まで(ぼくが男の子だからお姉さんが優しくしてくれない)と言うトラウマがあったせいなんでしょうか?優しくしてくれるようになったら、もうゼッタイこの幸せをはなしたくない!みたいな気分になるのです。そして、夕方になってますます寒くなってきたこともあって、帰りを急いでいたのでした。だから今日は県庁前のもっと向こうから来る電車に乗って帰ろうとしたのです。いつもと違うホームに行って、始発ではない電車を待ちます。風が涼しくなってきますが、パンストを穿いているのでなんとか持っているのですね。その時、
「な、成瀬くん?」
と、呼びかける声がして、純くんは「きゃっ」と言って30cmほど飛び上がってしまいました。恐れていたことが起こったようです。駅で知り合いに会うと言うことが・・・・・振り向いてみると、そこには中学時代の同級生の小山千秋ちゃんがいました。
「や、やっぱり、成瀬くんね。そうよね、DSS行ったんだものね!」
千秋ちゃんは、ここからもう少し行ったところにある、県立大学付属高校に行ったのです。白い夏物のセーラー服の制服はこの辺りでは付属の女の子しか着ていないものです。純くんは、おそらく「恥ずかしい」の「極致」をこのとき体験しました。これと比べれば、これから後の人生のどんな出来事も耐えられると、心のどこかで思いました。だって、千秋ちゃんと言えば、純くんが密かに思いを寄せていた、純くんの中学時代のマドンナだったのですから。そのマドンナと、よりによってDSSのミニスカートの制服を着ているときに再会するなんて、いったい誰が想像できたでしょうか?ブラウスからはキャミソールの肩ひもが透けて見えています。純くんは、顔はもちろんのこと、服に隠されている部分まですべて、ホームのフレッシュスタンドで売っている、トマト・ニンジンジュースよりも赤くなって、固まりました。イチゴシャーベットと言うところでしょうか?
「あ、あ、・・・・えへへ」
千秋ちゃんは固まって真っ赤になっている純くんの気持ちを察したのでしょう。一瞬かける言葉を失ったようですが、気を取り直して言いました。
「成瀬くん、可愛い!素敵、よく似合うよ!」
そして、にっこりと微笑んでくれたのでした。そう言われて、純くんはなんだか涙が出てきたのです。もしかしたら、このときよっちゃんの気持ちがもっと理解できたのかも知れませんね。
「え?な、成瀬くん、泣いてるの?」
千秋ちゃんは驚いています。でも、この子はきっといろんな物事の察しの良い子なのでしょうね。優しい表情を作って、純くんの横に寄り添うようにして言いました。
「ねえ、成瀬くん、ちょっと座りましょ!」
そして、千秋ちゃんは純くんを少し離れたところにあるベンチまで連れて行って、並んで腰掛けました。純くんの方は、まだ涙をちょちょぎらせています。そうかも知れませんね。でも、もう少ししっかりしないと!
「ご、ゴメンね」
純くんはやっとの思いで言いました。
「成瀬くん、わたし何か悪いこと言った?」
千秋ちゃんが心配そうな顔をして覗き込みます。純くんはかぶりを振って言いました。
「ううん、そうじゃなくて・・・・、あの、は、恥ずかしくて・・・・」
千秋ちゃんは大きな目を見開いて、微笑みながら言いました。
「恥ずかしくて、泣いちゃったの?」
「うん・・・」
純くんはなんだか申し訳なさそうに言いました。
「恥ずかしい思いさせちゃった?ゴメンね、でも、成瀬くんぜんぜん恥ずかしがることないよ。ホント、可愛いよ。ちっとも可笑しくなんかないから!ホントよ!」
千秋ちゃんは、純くんにぴったり寄りそって、肩を肩に重ねて純くんの顔を見つめて言いました。純くんは、中学時代のマドンナの千秋ちゃんとこんなに近くに接近して、胸がドキドキしてきました。千秋ちゃんはまだ恥ずかしそうにしている純くんに言いました。
「成瀬くん、中学校の文化祭で女装したじゃない!あれ、私の制服だったの、覚えてる?」
「あ、そ、そう言うことも・・・・・」
「あったのよ!」
「あったよね・・・・」



FC2 Blog Ranking
↑お気に召したら、「ぽちっ」としてね♪